手枷、足枷、君にお任せ【usss】 (ページ6)

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「やっぱり可愛い」
「首輪…ずっと着けていないとだめ？」
「逆に着けてくれないの？Aのこと考えて買ってきたのに」

Aはつい最近まで逃げ出そうとしていたことに対して俺が怒っていると思っていたらしい。

坂田がうらさんは怖いだのなんだの余計なことを吹き込んだせいだが、今はそれのおかげで何を言わずともAは俺に従ってくれる。

「ごめんなさい…」
「ん、分かればいいの」

借りてきた猫みたいに大人しくなってしまったAは、首輪も相まって本当に猫みたいだ。

床にぺたんと座るAに近づくと、目線を合わせるようにしゃがむ。

「A、猫みたい。俺が飼い主ね、嬉しいでしょ」
「あ…うん、嬉しい」
「じゃあ毛繕いしなくちゃ。Aは動きづらそうだから俺がやってあげる」

一瞬戸惑いの色が伺えたAだが、俺と目が合えばすぐにされるがままの状態になった。

まずはAのこめかみあたりに舌を這わせる。ペロッと舐めてあげるとくすぐったそうに目を瞑る様がとても可愛い。