私の初恋は涙の味【JM】 (ページ19)

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ほそぎおっぱ。ページ19

あれからというもの。

ジミンのお母さんとお父さんは私の事を本当の娘かのように接してくれて。

暖かくて寂しいそんな幸せを感じてた。

今日はジミンがアヨンちゃんとデートらしくて久しぶりの1人での帰り道。

何となく、家に帰りたくなくて

いつも勉強する時にお世話になってる図書館へ行った。

小さい頃はよく。私の家とジミンの家とでみんなで図書館に来て本の読み聞かせして貰ってたなあ。

なんて、余韻に浸りながら館内を歩く。

…………ホソギオッパに、最近会ってないなあ。

私の隣の家に住んでいるホソクオッパ。

1個年上で、小さい頃は私とジミンとホソギオッパで遊び回っていた。

ひとりっ子の私にとってホソクオッパは本当のお兄ちゃんみたいで。

いつも図書館の帰りにはピザまんを買ってくれて
私とホソクオッパとジミンで3等分して食べてた

ホソクオッパは私が落ち込んでくれると慰めてくれるし

私が喜ぶとホソクオッパも喜んでくれて。

とっても優しいお兄ちゃんだった。

でも、ホソクオッパが小学5年生のときに

両親が離婚されて、ホソクオッパは隣の市に引っ越して行った。

それから高校に入るまでは会っていなかったし

私の家庭事情も酷いものになってしまったからホソクオッパの事も忘れかけていた。

でも、高校に入ってすぐに。

HS｢A。｣

と、にっこにこ太陽のような笑顔で私の名前を呼んでくれた。