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僕は庭に咲いている花を見るのが好きで。

ちっちゃい頃はよく花を見て過ごしてた。



花を見るかバレエをするか。どっちかで、


そんな僕を「男のくせに」とか「やーいやーいおんな男!!」とか囃すやつもいた。



でも、Aだけは違って


Aが僕の家の隣に引っ越してきた4歳のとき。

相変わらず庭でお花を眺めていた。

すると足音がして、隣に立っていたのは白のワンピースを着た女の子で。


「お花を見るのが好きなの?」


なんてしゃがみこんで聞いてくるから、無視なんて出来なくて。


JM「………うん。へんなこ。だよね……」


へんなこ。幼いながらにもいい言葉ではないことは知っていた。



「えぇ?Aはへんだなんて思わないよ?
お花は綺麗だから見ていたくなるよねえ……」


なんて言う人。僕にとっては初めてで。


「あ!私ね!隣のおうちに来たAです!こんにちは!!」


向日葵のような明るい笑顔で笑うAは

女神様みたいに綺麗だった。

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作者名:永愛 | 作成日時:2021年5月6日 22時

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