私の初恋は涙の味【JM】 (ページ2)

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初恋なんてそんなの叶わないページ2

｢はぁ。｣

私がため息をつくのは

眠たいから。や

今日の授業がだるいから。

なんてものでは無い。

バスで通学する私の肩にもたれる1つの頭のせい

｢あの…おき…起きて？そろそろ降りる所だよ？｣

体を揺さぶっても声をかけても起きない

このイケメンな餅のせい。

｢じ、ジミナ？もう降りないと…｣

と、さっきより強く体を揺さぶりながら声を掛ける。

JM｢ん………んぁ。おはよう〜｣

な、なんて呑気な。

なんて言えず

とろん。とした日差しの中で眠そうに笑う
彼の顔を見たら言いたいことも忘れてしまった。

｢よ、よし。降りよう｣

どうして私はこう。

いつも挙動不審でどもってしまうのだろうか。

でも彼は私の幼なじみだからか

そんな私を気にも止めずに

JM｢ん。降りようか｣

と、微笑んだ。

あぁ。私はやっぱりジミンのこの顔が好きだな。

そんな彼は、私の初恋の人。