夫婦に訪れた幸せは小さな双子でした【HS】

早く起きてね。 ページ47

あれから1週間。彼はまだ起きない





｢ホソク〜来たよ〜｣


って、もう通い慣れた病院。



病室に入ったとき、丁度看護師さんが朝の巡回に来ていて




｢あ！お疲れ様です！｣




『あ！Aさん！おはようございます！

今日も早いですねぇ。』なんて



看護師さんに顔と名前を覚えて頂けるくらいには仲良くなりましたね。




『ほら、チョンさん！今日も奥さん来てるんですから！早く起きないとダメでしょうが！』




って、怒られてて思わず笑ってしまった。



ほら、色んな人に怒られちゃうよ。

早く起きなきゃ。




｢今日はね、園が終わったらここにジミンとテヒョンが来るよ〜


だから起きなきゃ。2人の悲しい顔見たくないでしょ？｣



ほんとは、ホソクが起きるまで双子はここに出来るだけ行かせないようにしてた。


きっとアッパが起きないことを少なからず悲しんで
自分たちの声が届かないことに傷つくだろうから。


でも、あのふたりは


JM｢あっぱにあいたいよぉ…。｣



TH｢しゃみしいよぉ…。｣



ってわたしに抱きついて泣き出しちゃうから。




まだまだ甘えたい年頃で親に会えないなんて
とっても辛いことだなって気付いたから



連れてくることにした。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す