happy end. _JO1短編集_

私だけの彼 _Sukai.K_ ページ21

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目を見て告白された時
彼はやっぱり真面目な顔をしていた

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私も好き
と答えると
初めて見るやさしい顔で笑った

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碧「なぁ、Aは俺のどこが好きなん」

『どこって…、んー、…何個もあげた方がいい？それともまとめて言った方がいい？』

碧「…じゃあ、まとめて」

『全部』

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ほら、また私にしか見せない
照れた優しい顔で笑う

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友人に碧海と付き合った、と伝えた時は
碧海くん恋愛とか興味あるんだね、って驚いてた

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私が碧海と仲良くなったのは
高2でクラスが一緒になり
席が近くて何かと話すことが多くなってからだ

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クラスの女子とは基本話さないし
話してるとこを見ても、大体真面目な顔をしている

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ただ顔が整ってるから
って割とモテるんだっけ

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『ねえ今日雨だけど』

碧「それがどうしました」

『…そんなに映画見に行きたいの？』

碧「だって…、ずっと気になってたんやもん」

『…ネトフリじゃだめぇ？』

碧「…劇場で感動を得たい」

『何それ笑笑、もう…しょうがないなぁ』


電話越しに碧海が拗ねてるのが分かって
渋々承諾すると、またふっと笑う声が聞こえた

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待ち合わせ場所に5分前に着いたのに
もう彼は着いている

私を見つけるなり
笑顔で手を振りこっちに走ってくる

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ああ、私の事
きっと大好きなんだろうな

目を見て好きと言ってくれて
必ず車道側を歩いてくれて
人混みに行けば何も言わずに手を握ってくれる

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碧「Aと見れてよかった」

映画の感想を聞けば
まず先に私と見れたことが嬉しかったと伝えてくれる

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彼が私にしか見せない表情

ほかの女の子には
絶対に見せない甘い顔

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そんな表情をずっと見ていたい

片思い _Sho.Y_→←思惑 _Syoya,Keigo_

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