友達 _Takumi.K_ ページ3
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大学2年、友達の誘いでフットサルサークルに入って
最初は嫌々行ってたけど、何やかんや楽しくて
今ではサークルが大好きになっている
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サークルの同期は何人もいて
1年の秋にやっと全員の顔と名前が一致した
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その中でも最近特に仲がいい
川西拓実という男がいる
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人をいじるのが好きみたいで、私もいじられまくってるけど
事ある事に私のところに来て
最近はサークル以外でも遊びに行ったり
LINEがずっと続いてたり
私が彼氏と別れた時も長々と話を聞いてくれた
シンプルに良い奴
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同じ講義を取ってて、たまたまそれが休講になって
2人で大学内の食堂で話してた
『ねえそういえばさ〜、今日飲みなんだよね』
拓「へ〜、何人で？」
『6人？3:3らしい、なんかほんとは気乗らないんだけど、友達が埋め合わせでどうしても来いってうるさくて…』
拓「は、まさか合コンとか？」
『んーそうなの…』
拓「はあ…、ほんまに行くん？」
『んー、ドタキャンはさすがに申し訳ないから行かなきゃ』
拓「あ、A、今日の占いに合コン行くとよくないって書いとるよ」
『はー？笑笑、そんなん書いてないだろ笑』
拓「えー、ほんまに行くんかあ」
それから拓実は心ここに在らずな感じで
私が何を話しても、なんかずっと拗ねてる
そんなに行って欲しくないんかな
『あ、まさか拓実も行きたいの？』
拓「はあ〜？ちゃうわ、ほんまむかつく」
『え、ちょっと』
そう言って拓実はどっかに行ってしまった
LINEしても返信来なくて
飲み会中に携帯を開くと
拓実迎え行くから場所教えて
とLINEが来ていた
一次会が終わり
二次会どうするかどうかで盛り上がっている中
私は迎えがあるから、と断り飲み会を後にした
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最寄りの駅に着くと
携帯をいじってる拓実が改札前にいた
『ごめん、待ったよね』
拓「あーええで全然」
『…ねえ、なんで怒ってるの？私なんかした？』
拓「…今日はなんもされてへんよな？」
『え、なんもって、うん別になんもなかったけど』
拓「…うん、ならよかった」
『何したの』
拓『なあ』
そう言って拓実の足が止まる
『ん？』
拓「…もう、行かんといて、そういうの」
『…うん、分かった』
拓「ほんまに、嫌やから」
そう言ってそそくさと歩き出す拓実は
顔が真っ赤だった
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リエ - お話全部全部大好きです！毎日読んでます！美大生さんのお話がまた読めるようになれば嬉しいです。これからもずっと応援してます！！ (2021年8月26日 22時) (
レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - どのお話も長編で読みたいぐらいきゅんきゅんします！いつも楽しみです！ (2021年7月4日 0時) (レス) id: 58efb808d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハム | 作成日時：2021年6月30日 19時
