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22時になり家に帰ってきた
朝一緒に学校行こうか、と言ってくれたが
瑠姫は朝に弱いから、少し申し訳なくて大丈夫と断った
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翌朝、いつも通りの時間に家を出ると
家の前には蓮くんがいた
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『...おはよう』
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そうだ、しばらくは一緒に学校行こう、とこの前約束したんだった
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蓮「おはよう」
『蓮くん家近いんだっけ』
蓮「まあそんなに遠くはないけん、いつもと起きる時間は変わらんから心配せんで」
『...そっか、ごめんね毎日』
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そう言うと蓮くんは、大丈夫、と微笑んだ
この優しい顔で、亜美が大好きだったこの笑顔で
少しばかり気持ちが和らぐ私は、酷い友達だ
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蓮「...今日、帰り一緒帰ってもよか？」
『うん、全然良いよ』
蓮「...じゃあ昇降口で待っとる」
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学校へ行くと何も変わらない景色に吐きそうになる
ただ一つ花瓶の置かれた誰も座らない席があること以外
全てがいつも通りで、違和感の気持ち悪さにこれから慣れていかなきゃいけないのか
そう思うだけで学校から逃げ出したくなる
ただクラスメイトは優しくて
亜美の話題をなるべく私の前では出さないように
かといって暗い空気にならないように私に話しかけてくれるのは変わらなかった
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放課後になり約束通り昇降口へ行くと
蓮くんが待っていた
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『...ごめん、お待たせ』
蓮「全然待っとらんよ、帰ろっか」
『うん』
蓮「...時間ある？」
『特に何もないけど』
蓮「じゃあ、どっか寄り道しよ」
『うん』
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蓮くんが最寄駅にあるカフェで自分用のカフェと
私が飲む用にカフェラテを一緒に買ってくれた
それを持ってバスの停留所前にあるベンチで座って話した
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『...店内じゃなくてよかったの？』
蓮「...誰がおるか分からんけん、一応警戒しとるんよ笑」
『そっか、...さすが笑、頭いいね』
蓮「そう？笑」
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冷たいカフェラテを一口飲んだ
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『...なんか、私に話したいことでもあった？』
蓮「...亜美のやつ、...全部俺が悪いんよ」
『...え？』
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蓮「俺が亜美に、...Aが好き、って言ってしまったから」
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まなごん(プロフ) - ラストが衝撃でした！私はハピエン派なのですが、このお話は読みやすくて、どうなるんだろうと気になって最後まで一気に読んじゃいました！とても素敵な作品でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 8時) (
レス) @page27 id: 01f4237aa2 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - ラスト衝撃でした！悲しいお話だけど面白かったです！ (2021年9月2日 16時) (レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 大好きです！！ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 8ae5b3eb21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maruko | 作成日時：2021年8月26日 23時
