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母「…本当に大丈夫なの？」
『うん…、大丈夫だよ』
母「そう、…辛かったら早退していいんだからね」
『ありがとう、…行ってきます』
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1週間の休校が終わり
今日からまた学校が再開した
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『...え、蓮くん』
蓮「…おはようA」
『…なんでここに』
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ドアを開けると
家の前の電柱に蓮くんが寄りかかっていた
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蓮「ごめん、1人で学校行くのしんどくて、…というかAが少し心配やったから」
『…そんな、悪いよ』
蓮「…違う俺がAを勝手に待っとっただけ、…いかんかった？」
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そう言って私を見る蓮くんに
不覚にもドキッとした
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『…ダメじゃないよ、行こっか』
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そう言って2人で並んで学校へ向かったが
道中お互い口を開けば亜美の話になりそうで
特に何も話すことなく歩いた
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蓮「あ、ちょっと待って」
『…ん？』
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そう言うと蓮くんは
私のブレザーに着いた葉っぱを取ってくれた
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蓮「気付かんかった？」
『ああ、…ごめん笑』
蓮「全然ええよ笑」
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ああ、亜美が言ってた
彼は小さなことに気付いてすぐ優しくしてくれる
って例えばこういうことだったのかな
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蓮くんは隣のクラスだから、私のクラスの前で分かれた
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教室に入るなりクラスメイトが私に話しかけてくれた
大丈夫か
辛かったよな
ちゃんと体休めたか
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私なんかが優しくされるべきかどうかも分からない
きっと亜美が1番辛かった
私は何も気付いてあげれなかった
クラスメイトの優しさに
1週間の休みの間出切ったと思っていた涙がまた溢れた
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授業中も何度か辛くなって早退しようか考えたが
私が甘えてはいけない、と食いしばって結局放課後まで耐えて学校にいた
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まなごん(プロフ) - ラストが衝撃でした！私はハピエン派なのですが、このお話は読みやすくて、どうなるんだろうと気になって最後まで一気に読んじゃいました！とても素敵な作品でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 8時) (
レス) @page27 id: 01f4237aa2 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - ラスト衝撃でした！悲しいお話だけど面白かったです！ (2021年9月2日 16時) (レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 大好きです！！ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 8ae5b3eb21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maruko | 作成日時：2021年8月26日 23時
