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Ruki Side.
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いつからだろう
俺の隣にAがいることが当たり前になったのは
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中学の頃、初めて同じクラスになった時
たまたま隣の席がAだったことを、今はありがたく感じている
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生まれてこの方、親から頂いたこの顔面は、どうやら世の中の女子に受けるらしい
告白なんてもう慣れた
相手が頑張って言葉を選んでいる最中、どう断ろう、なんて考える余裕もできた
女子からモテることは嫌いじゃなかった
いや、むしろ誰かに認められてる気がして、優越感すらあった
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『...瑠姫は女子からモテるから、あんま一緒にいると、誤解されちゃうんだよ』
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一緒に帰っていたある日、Aが俺にそう言った
それから学校でもあまり話さなくなった
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生まれて初めて、モテることが嫌になった
その時、俺はAが好きなんだと気付いた
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友達から、Aがこの高校を選んだ、と聞いた
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その日俺は、数週間放置していた空白の進路希望の紙を
第一希望だけを埋め、担任へ提出した
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それから必死に勉強し、この高校に合格した
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いつかきっと、きっと訪れる俺がAに気持ちを伝える時
その時俺はなんて言うんだろう
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そう考えて今日もまた、Aを家まで送った
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まなごん(プロフ) - ラストが衝撃でした！私はハピエン派なのですが、このお話は読みやすくて、どうなるんだろうと気になって最後まで一気に読んじゃいました！とても素敵な作品でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 8時) (
レス) @page27 id: 01f4237aa2 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - ラスト衝撃でした！悲しいお話だけど面白かったです！ (2021年9月2日 16時) (レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 大好きです！！ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 8ae5b3eb21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maruko | 作成日時：2021年8月26日 23時
