#17 ページ17
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Ren Side.
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それから何度か4人で出かけた
ファミレスで駄弁る日もあれば
水族館に行ったときのように、どこか遠出する日もあった
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友達として亜美はとてもいい子だから好意的に思ってくれてるのも嬉しかったし
瑠姫も友達が増えた、とかなんとか嬉しそうだった
ただ何よりも自然とAちゃんと話せるようになったことが一番嬉しかった
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風が肌寒くなった頃、いつも通り4人で遊んでいた時
瑠姫は家の用事で、亜美は塾だから、と途中で抜けて
俺はAちゃんと2人残った
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『亜美成績やばい〜って言って塾通い始めたんだよね』
蓮「そうなんや、なんか、分かるわ笑」
『まさか悪く言ってるの〜？』
蓮「違うよ笑、亜美は天然ちゃんやけんね、そういう意味で笑」
『ならいいけど』
悪戯に笑う姿も、心から愛おしかった
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蓮「...ねえなんで亜美は俺のこと好きなんやろね」
『え！？』
蓮「...あ、気付いてないと思っとった？笑」
『...い、いや？なんのこと？』
蓮「俺が知ってるって本人に言わなきゃいいだけやし、とぼけんでもええよ？笑」
『...いつから気付いてたの？』
蓮「んー、初めて4人で遊んだ時くらいかなあ」
『いや初手すぎる、スナイパーなの？』
蓮「察しがいいのが、俺の短所なんよ笑」
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目の前でおどおどするAちゃんはきっと今、2人でいるこの空間すら
亜美に申し訳ないと思っているんだろう
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『...蓮くんは、今好きな子いないの？』
蓮「んー...、内緒にしておく」
『お、それは、友達として期待してしまうぞ』
蓮「えええ〜、面白がっとるやろ？笑」
『んー、ちょっとだけ笑、でもお似合いだと思うけどな〜』
蓮「そうかなあ？笑」
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目の前でおどおどしていた君が、すっかり笑顔になっている
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今ここで、俺がAちゃんを好き、と言えたら
きっと4人で会うのが難しくなりそう
と言うより、亜美とAちゃんが居づらくなりそう
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そんなどうでもいいことを考えるくらいには
まだ心に余裕があった
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まなごん(プロフ) - ラストが衝撃でした！私はハピエン派なのですが、このお話は読みやすくて、どうなるんだろうと気になって最後まで一気に読んじゃいました！とても素敵な作品でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 8時) (
レス) @page27 id: 01f4237aa2 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - ラスト衝撃でした！悲しいお話だけど面白かったです！ (2021年9月2日 16時) (レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 大好きです！！ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 8ae5b3eb21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maruko | 作成日時：2021年8月26日 23時
