#13 ページ13
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Ren Side.
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高校進学を機に地元の福岡を離れた
幼い頃に両親が亡くなってから母方のお姉さんの家にお世話になってた
まるで本当の息子のように俺を可愛がってくれるおばさんの元を離れるのは胸が苦しかった
ただなんとなく漠然と
早く自立して少しでもおばさんを楽にさせたい
という思いから東京に出て進学と同時に一人暮らしを始めた
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入学式の日
周りを見渡しても知り合いなんて誰1人いるわけでもなく
昇降口前に張り出されるクラス表を見ても何のワクワクもなかった
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同じクラス表を見つめる美少年を見つけ心決めて話しかけた
戸惑いながらも頷いた子は、白岩瑠姫という名前だった
名前まで王子様かよ、と思いながら
あまりにも人見知りですオーラが漂うこの子をなんとなく面白いなあと思った
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「あ、瑠姫！！！」
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そう聞こえ振り向くと
君がいた
それが君と初めて会った日だった
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瑠「げ」
『げってなんだよ！ねえ瑠姫は何組だった？』
瑠「残念ながらAとは違うクラスですけど」
『えええうそ、てか残念なんて思ってもないでしょ〜もう』
瑠「いいから笑、俺もう行くね」
『えちょっと、もう...』
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人見知りオーラ全開な瑠姫もその子にだけは素の笑顔で話してて
初めて会ったにも関わらず、少しいいなあ、と思ってしまった
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Aちゃんっていうのか
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瑠姫の背中を追って俺もその場を去ったが
ふと後ろを振り返ると、不貞腐れたような顔でクラス表をじっと見つめるAが見えた
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今思えば
それは完全に一目惚れだった
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まなごん(プロフ) - ラストが衝撃でした！私はハピエン派なのですが、このお話は読みやすくて、どうなるんだろうと気になって最後まで一気に読んじゃいました！とても素敵な作品でした！これからも頑張ってください！ (2021年10月2日 8時) (
レス) @page27 id: 01f4237aa2 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - ラスト衝撃でした！悲しいお話だけど面白かったです！ (2021年9月2日 16時) (レス) id: 011c73e51d (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 大好きです！！ (2021年9月1日 23時) (レス) id: 8ae5b3eb21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maruko | 作成日時：2021年8月26日 23時
