いちごオレ。3《∞/青》 (ページ7)

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延長保育。/紫side ページ7

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今日のAのお迎えは俺。

そう、俺1人なんやけど、非常に憂鬱。

なんてったってただいまの時刻は18時45分。

保育園に着く頃には19時。

延長保育も19時まで。

ということは、部屋にAひとりぽつーん。

ということは、ご機嫌は斜め。

ヤスが朝に言い聞かせてくれてるはずなんやけど

まぁ、それとこれとは話が別やろう、、。

こう言う時に限ってマルも大倉もおらへんねん。

セキュリティカードをぴっとおして、

部屋を覗き込むと、先生と2人で絵本を読んでるAが。

、、、、ここまできたらもう戻れん。

泣いても喚いても連れて帰らな。

村「遅くなってすみません。安田Aのお迎えに、、」

そういうと、Aとピッタリ目があった。

2人の間に沈黙が。

村「A！お待たせ！ほなかえるで！」

なるべく明るく振る舞ってみた。

が、、、

「ふぇっ、、ふぁっ、、」

おっとこれは、、、

「やぁっ！パパがいい～！！パパぁっ！！」

想定内やけど、想定外なギャン泣き。

村「ごめんて！今日はヤス遅いねん！ごめんなぁ！」

そう謝りつつも、暴れ狂うAを小脇に抱えてお礼を言って園を後に。

村「ほれっ！暴れんといてや！おうち帰るから！」

なんとか宥めながら帰路につく。

はぁ、、、先が思いやられる。