心を燃やせ (ページ44)

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No.44 ページ44

『加勢するか？』
「いや、この程度なら大丈夫だ」

俺と伊之助は常闇くん、口田くんと一緒に敵(ヴィラン)を相手に戦っていた。

俺と伊之助は直ぐに敵を倒し切り、〝個性〟を使いこなせていないような赤子同然の敵であった為、常闇くんもすぐに倒し終わった。

「嘴平、竈門、助かった」

そう言った常闇くんの横で、口田くんも何度も頷く。

口田くんの〝個性〟がこの区域に不利だっただけなのだから、そんな申し訳なく思わないでほしい。

『気にしないでくれ、仲間なんだから。
向こうの様子が気になるし、早く戻ろう！』

外へと出ると、相澤先生が戦っているのがすぐ見えた。

広場より奥の区域から、人が出てきたようだ。
砂埃のなか目を凝らすと、Aと爆豪くん、それから切島くんの姿を確認できた。

『Aも無事か。伊之助、行こう！』
「はっ、わかってんぜ、炭一郎！」

『常闇くん、口田くんは13号先生のところへ連れていく。

安心してくれ、俺たちが守る！』