心を燃やせ (ページ36)

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No.36 ページ36

明くる日。

校門先でのマスコミによる騒ぎを抜け、授業で学級委員を決めた。
委員長は緑谷さんで、副委員長が八百万さん。

私は飯田さんに入れた。昨日の訓練、頑張ってたもの。

お昼休み。

今日は学食にしようと、食堂へと集まった。

『何食べようかな～。あ、伊之助！天ぷらあるよ！』
「おう！」

伊之助と私は天ぷら定食、炭治郎は山かけうどん、善逸はビーフシチュー、カナヲは炒飯で、玄弥は焼き肉定食を選んだ。

『炭治郎、あーん』
「ん」

炭治郎にタラの芽の天ぷらをあげる。
私はタラの芽が苦手だ。

＿＿ウウーーー

突如、警報が鳴った。

〈セキュリティ3が突破されました。
生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください〉

生徒たちが我先にと扉へ押し寄せる。
流れに巻き込まれそうになって、とっさにテーブルへ飛び乗った。

それを見たカナヲたちもテーブルに乗りあげる。

「後で拭かないとな……」
『しょうがないよね。…あ、あれ見て！』

飯田さんだ！

「皆さん…大丈ー夫！！

ただのマスコミです！何もパニックになることはありません、大丈ー夫！！
ここは雄英！！最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう！！」