心を燃やせ (ページ24)

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No.24 ページ24

第二種目は握力。

私は、女子の平均を上回るくらいだった。
私たちのなかで記録を伸ばしたのは炭治郎と伊之助。百を超えた。
クラス内で特にすごかったのは障子さん。五百超えだった。

第三、第四、第五種目は平均的に終えた。

ボール投げでは、これまで平均以下の記録を出し続けていた緑谷さんが大幅に記録を伸ばした。
それを見た爆豪さんが、個性を使って飛びかかっていった。

「どーいうことだこら、ワケを言え、デクてめぇ！！」

感情の制御ができないのは未熟者、ってしのぶさんが言っていたっけ…。

「…感情の制御ができないのは、未熟者の証ね」
『カナヲも同じこと考えてたんだ』
「だって、師範が言っていたから」

しのぶさん、愛されてるなぁ…！

この後第六、第七種目を終え、
私たちは誰よりも速く、第八種目の持久走を終えた。

そして、結果発表の時間。

「トータルは単純に、各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので、一括開示する」

先生は記録装置のボタンを押した。

「ちなみに、除籍はウソな。君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

機械的な音を立てて、ホログラフィーが映った。