【ヒロアカ】本丸の新しい主は、なんばーわんひーろーだった。【刀剣乱舞】 (ページ12)

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「旦那方、今日の夕餉はなんだい？」

「A姉も一緒に作ってくれたんだあ！」

最初に来たのは、短刀達といちだ。

「ちゃんと見張っておいたから、鶴さんが変なことしてはないと思うよ」

「そりゃあ酷い言い種だな、光坊！」

…この本丸の皆は、こんな楽しい人達だったんだな。

「A殿、大丈夫ですか？！」

頬に何かが流れる感覚がすると共に、

いちが僕に駆け寄ってきた。

それを見て、他の皆も駆け寄ってくる。

『いや、何でもないさ。

何にもない筈なのに、どうしても止まらないんだ…』

信濃に抱きつかれた。

「俺達、A姉が解放されてっ、嬉しいよ。

涙が止まんなくなるくらい！」

「きっと、姉さんも俺達と同じなんだよ！」

続けざまに厚にも抱きつかれた。

皆、瞳から雫を溢している。

『これ、…何て言うの、忠にぃ？』

「…その気持ちは多分、〝嬉しい〟だよ。

その雫は、〝涙〟。

嬉しさ故の、涙、だ」

忠にぃも、鶴も、貞も、…伽羅も。

この場にいる皆が、涙を溢していた。