すきすきだぁいすき！【ヒロアカ】 (ページ3)

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すき3回目ページ3

「A、早く行って起こして来なさい！」

『はぁーい』

幼馴染みを起こすのは私の日課。

今日も今日とて、
かの雄英高校の入学式だっていうのに、あいつはまだ寝てる。

バッグを持って家を出て、お隣のお家のインターホンを鳴らした。

「Aちゃんおはよう。
今日もまだ寝てるからお願いできる？」

『おはよーございます！任せて下さい！』

階段を上がって、いつもの部屋に飛び込む。

『人使～!!!』

ベッドに向かって飛び込めば、「ぐえっ」と言う声と共に、私がベッドからずり落ちかける。

『おはよう、人使！
今日は入学式だよ！友だちいっぱい出来るかな……!!』

「小学生のノリ止めろ。どうせろくな…」

部屋の隅で茸を生やしてそうな声のトーンで言うものだから、私は人使を起こしながらそのまま彼の頭を撫でた。

『安心してよ。友だちがどれだけいっぱい出来ても、一番の友だちは人使だけだからね！』