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最後に夢を見て ページ28

血吐く紫耀、、、







息を上げ、体は痙攣を起こし







喋ることも出来ない、、、先生や看護師の人が







慌ただしく動き機材を紫耀に付けている。







紫恋が泣き叫ぶ、星乃を呼んで紫恋のことを頼んだ






瑞生が私の隣でその光景に唖然としている。







私は、ただ受け入れた。






いつかこの日が来ることは分かっていたから。







その時、先生が私に行った。








『本当に今日が最後です。近くによって言葉を掛けてあげてください』







先生の悲しそうな顔、







終わりの時がやってくる。








瑞「紫耀、、、いつまでも寝てるやダメや!」







瑞生の声が響く








機械の音が大きくて潰されてしまいそう。









瑞「Aは?紫恋は?どうするんや!」








瑞生の目からは涙が溢れていた。






俺の親友。








そう言って瑞生は、紫耀に言葉をかける。








紫耀は、何も言えず息をハァハァと吐いているだけ、








紫耀の目が薄らと空いて、弱々しく口を開いた






紫「Aのこと、た、のむ、な?」






瑞生がそっと呟いた






瑞「わかったよ、、、」







瑞生は、最後に紫耀に向って微笑んだ。








紫耀もその笑顔を見て、優しく微笑んだ。








私は、紫耀の手を握って頬を触った。








「紫耀に出会えて私、幸せだったよ。

紫恋にも逢えたし、たくさん幸せくれてありがとうね


紫耀ッ、桜が綺麗だよ。」






窓の外で桜が舞っていく。





なんて綺麗なのだろう。






私たちが見上げた桜。









紫「ほん、まに綺麗、やなぁ、


A、と、紫恋、と、また見た、いなぁ」









紫耀の目から一筋の涙がこぼれた。







ゆっくり微笑み、私の手をしっかり握った








激しく鳴り響く機械音








『ご臨終です。』









窓の外から見える桜、









心が空っぽになった。









紫耀が死んでしまった。









私は、現実を受け止めるつもりだった。








でも、出来なかった。







私は、無我夢中で桜の木の下へ走っていった。







「紫耀ぉ、」






涙が止まらない、溢れて溢れて








止まることを知らない







瑞「A!」







瑞生が後ろから追いかけてきていて、私の方をさする。







「私、、、立ち直れないよ、」





その時、、、桜吹雪がすごい勢いで起きた。






まるで、、、私の背中を押すように





☆。.:*・゜

桜吹雪→←幸せ



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作者名:ほの。 | 作成日時:2017年2月3日 22時

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