メリクリ 全松 ページ43
「はぁ〜」
吐いた息が白く染まる。寒いなぁ……。辺りを見回すとクリスマスの飾り。そうか、今日はクリスマスか。
「あれ?もしかしてAちゃん?」
聞き慣れた声がして、振り返るとトド松くんがいた。
「トド松くん!奇遇だね」
「うん、メリクリっ♪あ、そうだ。君に渡したいものがあるんだ」
トド松くんがくれたのは小さなトナカイの飾り物。
「わぁ……可愛い。ありがとうトド松く」
感謝の言葉は、彼の声で遮られた。
「おい、抜け駆けはずるいぞ、トド松!」
「あ、おそ松兄さん」
振り返ると六つ子が揃っていた。
「ねぇ、家寄ってかない?」
「今日はX'mas、Aに捧げる……愛の」
「黙ってろクソ松」
「あはは……」
「Aちゃん」
「ん?どうしたのチョロ松くん」
「こっ、これ!」
彼がくれたのは可愛い手袋。
「ありがとう、チョロ松くん」
「ういん。喜んでもらえて嬉しいよ」
「じゃあ僕もプレゼントあげるよー!」
この後、十四松くんからは野球選手のサイン付きの本、カラ松くんからは綺麗なペンダント、一松くんからは猫耳、おそ松くんからは鯛焼きを貰った。
「みんな、ありがとうっ!私もプレゼント用意した方が良かったかな……」
「あ、じゃあAちゃんを…」
「黙ってろクソ長男」
みんなで笑いあってると、したから松代さんの声が聞こえた。
「ニート達ーとAちゃん。クリスマスケーキよー」
「おっ、美味い!」
「これぞ女神の((ry」
「うん、おいしい。甘すぎなくて丁度いい」
「……うまい」
「うんまー!あと10個はイケる」
「美味しい〜!Aちゃんも一緒だから余計に、ね?」
「えへへ」
今年のクリスマスは、私にとって最高のものになった。大好きな友達に囲まれて。
また来年も、こうしていたい。
おそ松さん 全松
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明日菜(プロフ) - お母さんの所のヅラの名前が小五郎になってます!その他のヅラの所も間違ってます…桂小太郎です! (2017年5月5日 21時) (レス) id: 487437d708 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - お気に入り登録ありがとう!!! (2016年11月20日 18時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - 評価ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2016年11月19日 21時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯那 | 作成日時:2016年11月17日 19時