大切な…… 山南敬助 ページ15
「これはこれはAくん。体調はどうですか?」
「山南さん!おかげさまですっかり良くなりました!」
「そうですか。それはよかったです」
ふと、山南に目をやると、彼の腕には包帯が巻いてある。襲撃にあい、彼の腕は使い物にならなくなった。
「ああ、これですか。時々、腕が疼くんですよ。あの時怪我をしていなければ……」
山南さんが唇を噛み締める。
「山南さん………」
なんて声をかければ良いのだろう。
「過去のことを気にしてはいけませんね。貴女はこんな私のそばに居てくれる。私はAくんに何もしてあげられないのに……。貴女には、感謝してもしきれません」
「いいえ、私は別に……(微笑み)」
私の頬に、山南の手が触れた。
「我が儘ですが、私は永遠にAと共に居たいと思っています。A、私と共に生きてくれますか?」
私の頬を、暖かいものが伝う。
「はい………!」
山南さんは
「そうですか。それは嬉しいことですね……♪」
と言って、私の口にキスを落とした。
薄桜鬼 山南敬助
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明日菜(プロフ) - お母さんの所のヅラの名前が小五郎になってます!その他のヅラの所も間違ってます…桂小太郎です! (2017年5月5日 21時) (レス) id: 487437d708 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - お気に入り登録ありがとう!!! (2016年11月20日 18時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - 評価ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2016年11月19日 21時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯那 | 作成日時:2016年11月17日 19時