犠牲者 ページ9
速い。なにがかって？ゾンビのスピード。
隆翔「しかし速いね〜。ゾンビってこんな速かったっけ？」
李桜「最近のゾンビは速いそうよ」
愛衣「そ、そうなんですか……」
頼威「いや、そんな話してる暇ねえだろ……」
李桜「これじゃあ埒が明かないわね……。私が倒していい？2体ぐらいなら余裕でいけるわ」
李桜の提案に、皆が首を縦に振る。
李桜が弾を撃つ準備をすると、三人は前を向いた。彼女の強さは俺が保証する。
バン、バン
辺りに銃声響く。
李桜「終わった」
彼女の声が聞こえたので、三人は走る足を止めた。
愛衣「すごいですね……！」
李桜「これからこんなことがたくさん起こるのよ？練習しとかないと……」
愛衣が俯く。
愛衣「でも私……銃なんて扱ったことありませんし……」
頼威「俺もない」
李桜「じゃあ、あとで特訓しましょう。隆翔も私も、出来るから」
ひとまず平和になった、そう思った時――
プルルルル
携帯が鳴り出した。電話だ。画面には、”憶澄瑠衣”の文字。確かこいつは帰国子女で、その優しさから男女ともに人気だったな……。そう思いながら通話ボタンを押した。
瑠衣『隆翔くん！どうしよう！』
隆翔「どうかしたのか？」
瑠衣『ゾンビがそこまで迫ってきてて――』
隆翔「落ち着いて弾を入れろ。そして、狙いを定めて撃てばいい」
瑠衣『あ、春樹くん！！』
画面越しに銃声とゾンビの声、誰かの悲鳴が聞こえた。
隆翔「どうしたんだ！？」
瑠衣『春樹くんが……銃を持ってゾンビに向かっていって……自分自身を巻き添えに、ゾンビを……！』
隆翔「お、おい……それって……！」
瑠衣『春樹くんが……死んだ』
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唯那(プロフ) - お気に入り登録ありがどうございまずぅぅ(泣 (2016年12月29日 20時) (
レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - お気に入り登録ありがとうございます！！！発狂して死ぬかと思いました！！ (2016年12月23日 12時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - 雪楽さん» ありがとうございます♪頑張りますね！！ (2016年11月20日 18時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
雪楽(プロフ) - 唯那さん» とても面白いです!!続きがめっちゃ気になります!(*´･∀･) (2016年11月20日 18時) (レス) id: 7b5bfa1836 (このIDを非表示/違反報告)
唯那(プロフ) - 評価、お気に入り登録ありがとうございます！ (2016年11月14日 17時) (レス) id: 4c427150e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯那 | 作成日時：2016年11月13日 20時
