僕らの夏休みがバイオハザードのせいで台無しになった件

嫉妬 ページ13

加乃、菜乃、未來、沙也加のグループ

加乃「さっきから歩きっぱなしだけど…みんな疲れてない？」
菜乃「私は大丈夫だよ」
沙也加「私はちょっと疲れた、かも…」
未來「…」

未來が聞こえていないのか黙る。

加乃「未來ちゃん。どうしたの？具合悪い？」
未來「ぃ…いえ！大丈夫、です…」

未來はなにかに怯えている？ああ、そうか。この子は姫花にいじめられてるのか。

加乃「大丈夫よ未來ちゃん。ここには姫花ちゃんもいないし、私達はあなたの味方よ。ねえ、菜乃、沙也加さんも」
菜乃「うん、もちろんだよ」

姉の問いかけに、私は笑顔で応えた。

私は姉、加乃が嫌い。

双子だからいつも一緒にいるけど…。

お姉ちゃんと私は違うの。

頭も良くて、明るくて、運動神経抜群のお姉ちゃんは周りから期待されてる。

だけど私は、学力も運動神経も姉には勝てない。同じ顔なのにね。

親にも私は期待されてない。

加乃『ただいま、お母さん』
母『おかえり、加乃』
菜乃『ただいま。お母さん』
母『ああ、あなたもいたの』

私がイジメにあって川に落されたときも。

母『良かったわね、一命は取り留めて。私は仕事だから。じゃあ』

これで終わり。もし落ちたのがお姉ちゃんだったら。

母は泣いて、仕事なんで絶対休むのに。

私はお姉ちゃんが憎い。

殺したいと思うほどに。

お前さえ、いなければ。




黒幕《いやー！来ました！双子のイザコザ。こーゆーのを待ってたんだよ〜。どうすんのかな〜？殺しちゃう？それとも〜？この後の展開が楽しみだね(๑¯ω¯๑)》

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