声を失った私に .《 青 》

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翌朝、お父さんの仏壇の前で悩み相談をした。




″ お父さんなら、例えあんな人でもお母さんの幸せのために我慢する？ ″




なんて、返事が返ってくるわけでもないのに。




″ ごめんね ″ いろんな意味を込めて謝り、学校へ向かった。







…








教室に入ると、藤井くんはまだ登校していないらしい。








須本が近寄ってきて



須本「 あんた馬鹿なの？昨日、藤井くんといる所見たんだけど。どんだけ迷惑かけるつもり？」




と一息で言ってきた。





須本「 声が出ないからって調子乗って藤井くんに迷惑かけるの辞めてもらえる？」









調子に乗ってるつもりは全くない。
だけど、須本の言ってることは否めない。









須本「 分かったら藤井くんと距離置きなさいよ。じゃないと標的変えるよ？」









と最後に脅しを入れたきた。
標的を変える、とは多分、いじめの対象を藤井くんにする、と言っているのだろう。




それだけは避けたい。
私のせいで藤井くんにこれ以上迷惑はかけたくない。









私は渋々頷いた。






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