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「確認テストは以上です。 お疲れ様でした、雷切丸Aさま」と言ったこんのすけは労うように疲れた私の足元に座っている。
私は大きな溜息をつきながら、椅子に腰掛け、微かにかいた汗を拭う。
まさかいわながひめが運動神経を抜群にしていないとは肝が冷えたが、私の中の雷切丸との絆を結んだおかげか、戦闘はほぼ私ではなく雷切丸が動かしているような感じさえした。
『戦闘能力テストの結果ってどうなるの？ こんのすけ』
こん「それは政府で資料として残され、どこの本丸に配属するのか、話し合われます」
『配属、配属か』と私は一人呟いて、体を任せるように椅子にもたれかかった。
どんな本丸に行くのか私は思いを巡らせる。
ブラック本丸は嫌だし、本丸でハーレムを築いている本丸も些か肝が冷えるし、のんびりとしているところなら尚更いい。
色々な刀剣男士がいて、優しい審神者がいて────いや、断じて美男とお近付きになりたいのではない。
異性との交遊能力を身につけたいだけであって、断じて美男とお近付きになりたいのではない。
しかし交遊能力を身につけた結果、美男もついてくるのであれば、特に拒むつもりはないということに過ぎない。
そう、断じて────
こん「配属の本丸が決まったようです。識別番号……本丸に連絡致しましたので、審神者と近侍が来るのをお待ちください」
お待ちください、と言った割には案外早い到着であったようで、こんのすけは私を案内するように前を歩き、度々私が着いてきているのか確認をする。
政府職員しか入れないのか、こんのすけが案内する道は刀剣男士などおらず、あろうことか職員すらいない。
何やら政府の闇が垣間見えたような気がして、私は一種の不安を抱きながらもこんのすけについて行く。
階段を下り、右に曲がり、広い廊下を横切ると、パッと開けた空間が広がり、広間のようなところには沢山の審神者らしき人が職員と話し、近くには刀剣男士がちらほら見える。
うっ、ま、眩しすぎる！
少し目に手をかざしながら、こんのすけのあとをついて行くと、こんのすけが怪訝そうな顔をして私の方を眺めた。
「どうかされましたか？」と言ったこんのすけからは、疑念と言うより心配という感情が読み取れ、怪訝そうな顔をしていたのではなく、心配な表情だったに違いない。
『いや、その、何も』
明らかにはぐらかしながら、足元ばかりを見ていると何やら二足の靴が目の端に写った。
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5(プロフ) - マーガレットさん» コメントありがとうございます！ 鶴丸、検討してみます！ (2022年7月18日 20時) (
レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
マーガレット(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！落ちは鶴丸がいいです！ (2022年7月9日 2時) (レス) id: d2c059af4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年6月25日 20時
