お隣は重岡くん : Daiki . S

door # 34 ページ35

.
.




ぶつぶつなにか呪文のようなことを呟いてるしげを無視して 料理を運んで 床に座る



あ 、ちなみに私の部屋のローテーブル









.









.









「 どしたん 、さっきから

なに 、宗教でも始めた ？重岡宗教 」



重「 ちゃうって ！今日仕事入ってん ！！」



「 .. へえ 〜 。頑張れ 」









ずずっとお味噌を飲む


あ 、我ながらうまい








重「 嫌や ！ずっとAの傍に居る予定やったんに ！！ 」









.









.









ひしっ て横からしがみつかれるけど

いやいやいや 、くっっっっそ愛おしいけどさ 、味噌汁溢れる









.









.






「 でも入ったもんはしゃーないやろ ？」


重「 嫌や ！！ドラマの撮影なんて嫌や ！！」


「 え ！？しげドラマやるの ！？」


重「 おん .. なんか変な青春ドラマ 」


「 変な言うなや 」









.









.









それより ご飯冷めちゃうよ

なんて声かけたら






しげがお味噌汁一口飲んで



" うまっ "


って 、めっちゃデカイ声で言った









.. おん 、うまいか 、よかったよかった









.









.









そのあとは 駄々こねるしげを説得させて

着替えさせて顔洗わせて .. と 、忙しかった


まあ 、生着替え見れたから満足









.









.









もうマネージャーさんが迎に来てるっていうのに 、玄関先で突っ立ってるしげ









「 もう 、マネージャーさん待ってるんやろ ？

はよ行かんと 、」



重「 .. 嫌や 」



「 またゆっくりすればええやんか ..

帰ってきたら 、またご飯作ったるから 、な ？」



重「 .. 本間 ？じゃあ 、行ってきますのチュー 」



「 アホか 。彼氏だったらしてるけど はよ行け 」


重「 .. 彼 、氏 .. 」



「 .. ん ？」



重「 なんでも 。じゃあ 行ってき 〜 」



「 行ってら 」









.









.









パタン 、とドアが閉まって


誰もいないこの部屋が 実は寂しかったりもする









.


コメントが一番嬉しい 〜

ありがとうございます (≧∇≦)


.
.

door # 35→←door # 33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す