【BANANA FISH】夜の街に輝く《男主》Ⅱ (ページ44)

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90話ページ44

あれから数日がたちやっと平和な日常が戻ってきたかと思いきや次はシンの仲間が次々と殺さていくことが起きた。

中国人狙いか？

『アッシュ、僕は調べものがあるから部屋にいるね』

「あぁ」

ディノも直ぐに動くだろう

ブランカを雇った次は誰を雇う気だ

パソコンでディノの情報である情報をくまなく探し出しやっと見つけたのが

【フォックス大佐】という人物が出てきた。

『フォックス大佐だって？そして……この顔……』

あっ！！

あれだ

＿＿＿＿＿2004年に死亡した”過激派テロ組織の拠点を襲撃後撤収中に輸送機の爆発事故に遭遇し、部隊は全滅”

そしてそれを指揮していたのが【エドアルド・L・フォックス】という名の男だ

元フランス軍外人部隊の精鋭となると……厳しくなってくるな……。

下調べと行こう

リビングに向かうといつもいるアッシュがいなかった。

『アッシュは？』

「さぁーなんかゲイがいるバーとか変なこと言ってたぜ」

……は？

何で？

アッシュのあとを追うため少し小走りで走りながらもそのゲイバーというものに来た。

すると目の前にはマックスが撃沈している様子

「やだぁ可愛い子ね♡どぉ？私と一緒にぃ」

オカマは……なぁ

『ごめん連れがいるんだ』

「そうなのぉ？」

僕はアッシュの後ろに近寄って思いっきり抱きついてみた。

「うわぁっ」

するとアッシュは腑抜けたような顔をして後ろをふりかえる

「ノア!?お前一人で……危ないじゃないか！」

『アッシュこそなんでゲイバーなんかに来てんの？』

「用事があったんだよ」

ゲイバーで？

まさか飢えてんの？

「バカ！変なこと考えんな！」

頭を殴られ少々痛かった。

マックスはトイレに行くとか行ってそれっきりよ

「やぁ君たち、どうだい私と」

声がした方に目を向けると一気に息が吸い込めなくなった

『ﾋｭｯ……』

＿＿＿＿こいつ…フォックスか

僕はアッシュの服の裾を震える手で掴み口早に言った

『ぼ、僕達イチャイチャしてるんだから今お取り込み中なの！早くあっち行って〜』

「お、おいノア」

こいつの目の前で僕はアッシュの顔にキスを何個も落とし離れてくれるまでしていた。