【BANANA FISH】夜の街に輝く《男主》Ⅱ (ページ27)

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73話ページ27

ここでウロウロしていても仕方ない。

ここら辺にパソコンとかある筈だ。

見つからないように探そう。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

探し回って5分が経った頃ようやく見つけた1つの部屋にパソコンが二台置いてあった。

丁度いい、アッシュは脱走を図ろうとしてるだろう。

なら僕もそのお手伝いだ。

シャッターが閉まらないようパソコンで動かしとこうかな。

後はアッシュ、君次第だよ。

君がどう動いてどうしていくのかは

パソコン室から出ると廊下は慌てだしている人がいる。

アッシュが脱走したのか。

そんな様子を隠れながらみていると遠くの方から今現在として見たくない奴がいた。

それは、伊部さんとマックスだった。

なんでこんな所に来てるんだ

これじゃああの二人が捕まった時にアッシュが苦労するだけでしょ……

僕は直ぐにでも後ろから伊部さんとマックスを追った。

そして＿＿

『マックス、伊部さん……』

「「え……？」」

え？はこっちのセリフだっつーの

「なんでお前がここに！」

マックス……それはね

『僕が言うセリフなんだよそれは！！』

「アッシュが何処にいるか分かるか？」

口を覆いかぶされ声が出せないノアだったがアッシュの居場所を知ってることに頷くとマックスは手を退けた。

『アッシュの居場所はここにいるし、きちんと生きてる。
見つかるから僕に着いてきて』

僕は二人を手招きで連れ出し、角を曲がろうとすると誰かに当たってしまい尻もちを着いてしまった。

鼻をおさえ、立ち上がると目の前にはボロボロなアッシュがいた。

一言言わせて、

『アッシュ……臭い…』

「なっ！仕方ないだろ！！」

「アッシュ！やっぱり生きてたんだな！」
「助けに来たぞ！」

……助けに来た、、？

僕が助けてあげなかったら二人とも首を跳ねられてたんだからな！！！

「どーしたノア？」

『知らない！！』

『ところで、そのゴミの中にいるのドースン博士だよね』

「あぁ……戦利品さ。」