【BANANA FISH】夜の街に輝く《男主》Ⅱ (ページ24)

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70話ページ24

アッシュside

オーサーとの戦いをしている中、俺の名前を呼ぶ声がした。

その隙を見せてしまい油断してしまった俺はオーサーに腹を切られた。

だが、ノアに言われた『死んではいけない』その事を頭の中で深く切り刻んでは最後の最後でオーサーの頸動脈をきり、オーサーは線路から落ちて

戦いの末、俺が勝った。

下にいるギャング達を見つめる中、英二と隅にはノアが居ることに気づいた。

俺は英二に向かってこう言った。

「俺はお前に見ていられたくないんだ！！」

英二には申し訳ないがこう言った方が英二のためにもなる。

上にはヘリコプターが飛び、下ではパトカーが

逃げ場もない。

と言うより、逃げる体力なんかなかった。

そのまま俺は線路の上で倒れてしまい、あとの記憶はない。

ノアは大丈夫だろうか。

警察に捕まっていないだろうか。

今すぐにでもノアに会いたい。

体は重く、両足、両手、胴体。

全部が鉛のように重かった。

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目を覚ます頃は、チャールズが言うに一週間は経っていたそうだ。

その中でも最初に俺は聞いた。

「ノアを見なかったか？」

チャールズに聞いた所、刑務所にもいない。

ここに来た所も見ていない。

そんな所だった。

ノア……大丈夫だろうか

一度でも数秒でもなんでもいい……お前に会いたい

この時、ノアと出会うのがまさかあんな所だとは今はまだ知らないアッシュだった。