45話 ページ49
｢やあショーター・ウォン。私は李華龍。ニューヨークの李王龍は私の兄だ｣
｢李家の!?｣
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貴方side
『アッシュ交代……疲れたぁ』
｢よくやったよ。｣
僕はすぐ近くにあったソファに寝っ転がった
｢だいたいノエルの近くで、見たけどもう隠しファイルや暗号化されたファイルはないみたいだ。そっちはどうだ？｣
｢薬学的な分析データはさっぱりだが記録は10年以上前にさかのぼってる。グリフの事件も含めてな｣
｢さらにその前後に同じような兵士の連続薬 物中毒死が起きてる。その解剖所見まで記録されてやがったよ…。こうなるとまったく別の絵が見えてくる｣
『軍関与の可能性…でしょ？』
｢気づいてたんだな｣
『当然…ハッキングしたのは僕だよ』
『でもこれでディノと対等に取引ができるってわけ』
｢よせ。これ以上首を突っ込むな。下手すりゃ国家レベルのスキャンダルなんだぞ！｣
｢だからこそじゃねえか……｣
｢バカ！もう兄弟揃っての復讐だののレベルじゃないんだ！｣
マックスが怒る理由もわかるよ……
でもね……これはやらなくちゃいけないんだ。
僕だって怖い……アッシュだって怖い……
でも、殺された兄さんや仲間のこと。
僕達が自由になるためには……
そうじゃなきゃ僕は＿＿＿
｢駄目だ！！｣
｢何！？｣
『なんで？』
｢お前達は、捨て身でぶつかる気らしいがそんなものはただの犬死にだ。なぜ分からん!?それとも分かっててやる気なら力ずくでも止める｣
｢あんたにできんのか!?｣
｢お前刑務所で言ったな？兄貴を見捨てた俺を殺すと。いいだろう。だが俺もただでは死なねえぞ｣
2人が怒りで見つめあってるとショーターが帰ってきた
『ショーターが帰ってきたよ！』
｢この件は他の連中には秘密だ｣
｢分かってるよ｣
アッシュはこの部屋から出ていき僕とマックスになった
仕方ない……
『マックス……大丈夫だよ。もしアッシュに何かあったらその時は僕が守るから。何も心配は入らないよ』
｢ノエル？｣
そのまま僕はアッシュの背中をおってこの部屋から出ていく
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作者名：一ノ瀬 潤 | 作成日時：2020年7月28日 1時
