36話 ページ40
「俺たちの国では自分の身を守るために銃を持つ習慣はないんだ!」
「あいにくここは日本じゃない。誰かがあんたに銃を突きつけた時そのセリフが通用するか試してみるんだな」
アッシュはそう言いながら自分の銃を使って僕が撃ち損ねたお酒を撃った
ガシャン
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『紅茶ありがとう(微笑』
「今更なんで戻ってきた。アッシュとノエルはここにいない方がいい…わかってるだろ?」
「車が直ったらすぐに出ていくさ
ノエル行くぞ」
アッシュに腕を引っ張られ外に出て行く
『アッシュ……』
「大丈夫だ。」
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英二side
「あんな言い方ってないじゃないか!?なんで居ない方がいいなんて言うんだ!父親だろ!?」
僕はさっきまでの話を聞いて怒りを爆発してしまった。
でも流石にそうだろ!?実の父親にあんなこと言われるなんて……
「なんなんだこのガキは」
「彼はアッシュの友達だ」
「でもなんでそんなに追い出そうとする?自分の息子だろ?可愛くないのか?」
「あんたは何だ?なぜあいつにくっついている」
「俺はイラクでグリフィンと同じ隊にいたんだ…
彼とは友達だった」
「……なにか飲むか?あんたたち」
「ノエルが6歳の時この丘の先に退役軍人が住んでてななんでもアフガニスタンでかなり手柄を立てたそうだが少年野球の監督をしたりここらのガキ共には結構好かれてた」
「ノエルもその野球チームに入ってたんだが、
ある時服は破れてアザだらけで何があったのか一目で分かったさ」
ノエルにそんな過去が___
「警察には?」
「もちろん届けたさ。嫌がるあいつの手を引っ張ってな」
「そしたらやつらなんて言ったと思う?
本当に彼だったのかだとよ。奴は町の名士だったからな挙句の果てはお前が誘ったんじゃないかときた、6つのチビにだぜ…」
「ノエルはただでっけい目開けて俺たちのやり取りを聞いてやがった……」
「その数日後にはアッシュとノエルが一緒にボロボロになって帰ってきやがった……」
「もう俺は仕方なくこういったんだ……
これからまたどっかの馬鹿が妙な真似をしてきたら黙って好きにさせろ。その代わり金を貰えってな。それからもちょくちょくやつに引きずり込まれたらしい」
そんな……酷い___
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作者名:一ノ瀬 潤 | 作成日時:2020年7月28日 1時