【BANANA FISH】美貌な弟《男主》 (ページ28)

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26話ページ28

｢姉貴？｣

『姉貴って……ショーターのお姉さんだよね？
元気にしてた？』

｢あぁ元気だぜ！｣

｢あっあの人！？お姉さんなの！？｣

｢うっせぇ何が言いてぇんだよ。
たっく……事を大きくしやがったくせに反省ってもんがねぇなお前には！！｣

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※プレイヤーXを流すと雰囲気出ますよ(音楽)

ショーターと共にショーターの部屋に向かう

『……ごめんちょっと僕散歩してくる』

｢早く帰ってこいよー｣

｢一緒に行こうか？｣

｢ノエル…早く帰ってこい。いいな？｣

上から順にショーター、英二、アッシュ

そんなに僕お子ちゃまに見えるの？

『分かってるよ』

僕はショーターの部屋から出て外に向かい散歩をする

『……どうしようかなーこれから……』

アッシュと共に戦って守って僕は一体何をしたいんだろ？

アッシュを守ってディノを倒したらほかは？

僕に他のことなんてあるの？

終わったら何をすればいい？

分からない＿＿＿

分からないよ＿＿＿＿＿＿＿＿＿

そういえば最近スキップに会ってなかったけど元気にしてたかな？

スキップ最初の頃僕に頭いいとか言ってたなぁ

そんなことないのに……今こうして悩んでいるんだから……

あの時英二……背中から翼が生えたように見えたな。

どこにでも飛んで行きそうな勢いで

綺麗だったな

とても……

そんなことを考えながら立ち止まると目の前には綺麗な夕日と綺麗な海だった

どこまでも続く広がった海

綺麗な夕日

僕はいつまでこんな綺麗なものを見れるかな？

周りから見えるノエルの姿はとても美しく儚いものだった

夕日と一緒に消えてしまいそうで＿＿

綺麗なブロンドの髪が風に靡いて……

言葉に表せないぐらいの美しさだった

ノエルを見る人々は魅了されていく＿＿＿＿

｢ノエル!!!!!!｣

僕の手を引くものは＿＿＿＿アッシュ

『アッシュ……？どうしたの？』

｢遅いから迎えに来た……」

アッシュ……汗がすごい…走ってきたんだな

『大丈夫だよ。もう帰るところだった』

｢そうか……ノエル｣

『どうしたの？』

｢お願いだから、ノエルだけはいなくならないでくれ｣

アッシュは強く強く僕を抱きしめた

『居なくならないよ……アッシュを守るために僕はどんなことをしてでも頑張るよ』