検索窓
今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:66,738 hit

22話 ページ24

僕は目の前が暗くなり倒れてしまった

最後に聞こえたのはアッシュの呼ぶ声だった


____________
_________
_____

少ししか目を開けるとアッシュは僕の髪を撫でながらマックスと話していた

別に聞き耳を立ててるわけじゃないけど聞いてみた

※ここから先はセリフだけです

「スティーブン・トムソン……。
あの男は息を引き取る前にバナナフィッシュに会えといった、そして小さいロケットを俺に渡した。中から粉末の入った小さな瓶が出てきた」

「それから、奴は、ロスアンジェルス、ウエストウッド42と言い残して死んだ。俺が知っているのはそれだけだ」

「なぜ俺に話す」

「わからない……わからない俺にも、あんたを憎めたらと思うよ。誰かを憎まなきゃ救われなかった」

「俺は兄貴に育ててもらったんだ。ノエルと一緒に。兄貴がいなかったから俺とノエル飢え死にしていた。それが、あの薄汚い病院で見つけた時には一人でトイレにも行けない有様だ」

「それで連れ出したのか」

「あぁ」

「でも、もうそれも終わりだ、兄貴が死んだって事が嘘じゃないってわかる、本当にグリフィンはもういないってことが」

「おまえもつらかったな」

「同情なんかまっぴらだ!」

「そんなんじゃないさ……飲めるんだろ?」

「うまくねぇ」

「俺だって上手くて飲んでるわけじゃない」





______________

そんなことがあったんだ……
僕何も知らなかった……


グリフィン兄さんももう居ない……

兄さん……なんで死んだのさ……

兄さん……

兄さんッッ


僕は当たっていたんだ……あの時嫌な予感がしたのは……その時グリフィン兄さんは死んだんだ……



僕は頭の中で何度も何度も兄さんの顔をうかべた

最後に見たのはいつだった?

兄さん……大好きだったよ


ありがとう……そして、さよなら

23話→←21話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:男主 , BANANAFISH ,   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:一ノ瀬 潤 | 作成日時:2020年7月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。