9話 ページ11
｢動くな！警察だ！｣
｢いってぇ！いてえっってんだろ！！｣
『あんまり肩触らないで……痛い』
｢アッシュ、ノエル……お前ら｣
『僕達はマービンを殺してなんか居ない！！ここに来た時にはもう……』
説明をしても無駄だった
｢嘘つくんじゃねぇよエヴァンスタイン｣
｢よぉジェンキンズ。
相変わらず仕事熱心だな｣
｢あぁいや……彼は今われわれが抱えている事件に重要な関わりがあるんだ｣
｢しかしこれは俺のヤマだからなぁ
何しろ殺人の現行犯だ｣
『っだからっ僕達はやってないって言ってるじゃないか！！』
｢待ってくれ、せめて尋問には立ち会わせてくれ｣
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尋問室
｢お前たちのことはよーく知ってるぜ
アッシュにノエル…お前たちはまだ客引きしてる訳じゃあるまいな｣
『……』
｢……｣
｢黙秘か。まぁいい。じゃあこいつはどうかな
あのブタ野郎の部屋から面白いもんが出てきてな
フィルムムービーも何本もあるぜ｣
こいつｯｯ
｢やめろっ!!!!!!｣
｢どうしたのかね？｣
｢見ろよ。あの白ブタは似合のあくどい趣味を持っていたようだぜ｣
｢何です？｣
｢児童ポルノさ。
それも変態御用達ってやつだ｣
｢それに、あの白ブタ野郎1番可愛がってたのは【ノエル】お前だもんなぁ？｣
『ｯｯ!!!!!!』
このクソじじぃ……いっぺん殺してやろうか
｢ほれ、ムービーの始まりだぜ｣
ムービーに出されたのは僕とアッシュが10歳頃マービンにやられていた時のムービーだ
｢お前ら、特にノエルなんかはあいつを憎んでいたな
やつを殺したかったんだろ？
どうなんだ？｣
アッシュの顔を横目で見てると耐えているようだ
それもそうだろう
あんなこと思い出したくもないんだから……
僕だって今にも吐き気が凄いよ
守れなくてごめんねアッシュ……
｢答えろ！！！｣
『っこのｯｯゲス野郎!!!!!!』
｢警部補病院の準備が出来たそうです｣
｢クソっまぁいいだろう連れてけ｣
｢またなムービースターに美貌な弟君｣
｢アッシュ達よく我慢したな｣
｢触るな！！｣
｢その汚ぇ手で触るな！！｣
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｢仰せの通りに山猫と子猫を檻に入れといたぜ……
あぁ頼む。警察官の年金なんてたかが知れてるからな｣
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作者名：一ノ瀬 潤 | 作成日時：2020年7月28日 1時
