手記拾漆頁目 ページ19
『それで、何の話かな?』
彼女が落ち着いた所で、話を聞き出す。
恋「さっきね、お父様に花火大会に行っても良いって許可を貰ったの!」
目を輝かせて、恋雪ちゃんは勢いの余り私の両手を掴んでそう言った。
『良かったね!楽しみにしてたものね。』
私も恋雪ちゃんの手を優しく握り返し、微笑みかける。
恋「うん。本当は私と、Aちゃんと狛治さんの三人で行きたかったのだけれど何かあったら、とお父様と一緒じゃなければ行けないし、それと……」
恋雪ちゃんは、そこまで言った所で続きを濁して私をにやにやと意地悪な笑みを浮かべながら見始めた。
『な、何なの、恋雪ちゃん……?』
恋雪ちゃんは意地悪な笑顔はそのままに、頬に片手を添えて私の耳元に寄って囁いた。
恋「狛治さんと、Aちゃんの二人で行って欲しいなって!」
その言葉に私は後退る。
何で、彼女が私が狛治さんを慕っている事を知っているのか。
疑問は口からは出ずにけれど口は、はくはくと鯉のように動く。
恋雪ちゃんは、私の言おうとした事を見透かしたように答える。
恋「何でAちゃんが狛治さんを好きなのか知ってるのかって?……ふふっ、見てれば分かるもの。」
恋雪ちゃんの言葉に私の顔はどんどん熱くなっていく。
恋「Aちゃんも分かり易いけど、狛治さんも……あ、言わない方が良いわね。」
また意地悪そうに笑って、恋雪ちゃんは言葉を濁した。
『狛治さんもって何なの、恋雪ちゃん!』
恋雪ちゃんが、濁したその先が気になって仕方がない。恋雪ちゃんを問いただすも
恋「いずれ分かるよ、きっと!」
その一点張りで濁した言葉の先を恋雪ちゃんから聞くことは出来なかった。
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主人公(プロフ) - まゆまゆさん» 本作品を見つけて頂きありがとうございます!私も映画見る前はそうでした笑是非ともこれからもご愛読頂けると嬉しいです(^^) (2021年3月26日 15時) (レス) id: b1a69e75f8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - やぁ〜、猗窩座とのお話しを探して三千里(はっ?)なかなか書いてらっしゃる方居なくて、見付けたら嬉しくて善逸みたいに汚ない高音でイィヤァァァア〜状態w自分無限列車何も知らずに観に行って猗窩座の第一声で石田彰さんて解って涎垂らしそうな程で、幸せ (2021年3月26日 14時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
主人公(プロフ) - 莉子さん» コメントありがとうございます。やっとこさ1を書き終えました。続編も近日公開致しますので是非ともこれからも応援お願い致します! (2021年3月18日 18時) (レス) id: 1c0023d245 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 初めまして!この作品大好きで、ずーっと更新をお待ちしてたので嬉しいです!!!はくじさんと早く会えますように( ; ; )最後どうなるのか気になります!! (2021年2月21日 7時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2021年1月9日 5時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
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