【鬼滅の刃】薄桃色の【猗窩座】【狛治】

手記拾伍頁目 ページ17

貴女side





あのあと、結局二人して夜通し世間話をした。





眠気なんて忘れてしまうほど狛治さんとの会話は私にとって楽しくて、幸せだった。





暗かった空はいつの間にか白んできていて、お月様も沈んで太陽が地平線から昇り始めようとしていた。





狛「二人で夜通し話し込んじゃいましたね。」





隣でそうやって微笑みながら言う狛治さんを見て胸が高鳴る。





出会ったときから、狛治さんは何処か他の男の人と違くてなんだか特別だった。





恋雪ちゃんの身の回りの世話をしながら、慶蔵さんと鍛錬をするときの狛治さんはとても逞しく、格好良かった。





けど、時折見せてくれる優しさや今のような優しい笑顔、それを見る度に胸を強く打たれてきた。





最近の私の頭の中や、行動の中心には必ず狛治さんがいる。





狛治さんと一緒に居るだけで私は心がぽかぽかと温かくなって幸せな気持ちになる。





ああ、私はどうしようもなく狛治さんが好きらしい。





隣を見ると、此方を優しげな目で見ている狛治さんと目が合う。





『ねぇ、狛治さん。』





狛「何だい？Aさん。」





感じたままに、伝えたいままに、声に出してみようと思ったが





『いいえ、朝餉の準備してきますね。』





今の関係を壊したくない、それが勝ってしまい伝えたい言葉を口から出すことが出来なかった。




____________________________________





お気に入り登録100人超え！？

最高総合順位97位！？





通知めっちゃ来るやん……って占ツク開いたら驚きの通知ばっかりでびっくりした主人公です。





このびっくりな通知もこの【薄桃色の】を見てくださってる皆様のおかげです！本当にありがとうございます。





まだまだAと狛治の馴れ初め話、魘夢によって見せられた夢のお話が続きます。





当初はすぐ終わらせるつもりだったんですが、書きたいことが山のようにあってまだまだ終わらなそうです……笑





まだまだ完結しません、この【薄桃色の】物語、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

手記拾陸頁目→←手記拾肆頁目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す