【NARUTO】5代目風影様との恋模様。［短編集］ (ページ19)

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深い愛情は時にページ19

我愛羅side

傀儡への命を吹き込む実験……。忍術は完成したが、代償が大きすぎて禁術となったもの。きっとそれをチヨバア様は使い、オレを生き返らせてくれたんだろう。

春野サクラと木ノ葉の里の上忍……確かナルトの班の隊長のカカシは予想通りの言葉をナルトに言い聞かせた。

ナ「今ならバアちゃんの思い、分かるってばよ……！」

貴「我愛羅、手を貸すよ。」

これから俺がやることに気付いた夢主が手を貸してくれて、ふらつきながらも立つことが出来た。

『皆……チヨバア様に祈りを。』

オレの号令でこの場に居た皆が目を閉じ、チヨバア様の冥福を祈った。

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yourside

あれから数日後、ナルト達も木ノ葉へと帰り我愛羅の体調も回復したので、我愛羅と二人でチヨバア様のお墓にお参りに来ていた。

墓石に花を手向けて、二人揃って手を合わせる。

『私は、チヨバア様との約束をきっと守ります。』

そう、私は我愛羅に寄り添い、生涯ずっと愛していくことをあの場で誓った。

我「何をチヨバア様と誓ったんだ。」

祈り終わった我愛羅が私にそう問うた。

『生涯、ずっと我愛羅の隣で貴方を愛し続ける、って約束したの。』

それを聞いた我愛羅は目を見開かせるも、微笑むように笑い、私を優しく抱き締めた。

我「オレも、今此処で誓おう。Aを生涯愛し、守り続けることを。」

『約束、だよ？』

幼子の約束事のように、小指を出すと我愛羅もゆっくりと小指を絡ませた。

我「勿論だ。」

柔らかな風が私達を包み込む。チヨバア様の墓に手向けられていた沢山の花束の花弁が風と共に吹かれ、辺り一面花吹雪のようになる。

花弁の間からチヨバア様の笑ったお顔が見えた気がした。