ちょっとしたいざこざ ページ19
「ほぇ〜この子が小鳥遊Aちゃんか…うわめっちゃ可愛いな！何これ近くで見たら更に可愛さ増すじゃん！おし、爆豪よくやった！」
金髪の髪に、稲妻形の黒メッシュが入っている。見た目はかなりチャラい。
爆豪は「あ"ぁ！？」と声をあげ、また暴れだすがそれを赤髪の者がなんとか踏ん張る。爆豪の後ろから爆豪の両脇に腕を入れている状態だ。
それを聞いた轟はAを抱いている力を強め、Aを彼等から隠すように背を向けた。
「え、妬いちゃった？妬いちゃった？あー轟ぃお前さては独占欲強いだろ！
…いやー分かる！俺は分かるぞ！こんなにAちゃん可愛いんだから仕方ないよな！うん！寝ていても分かる、もう天使よ天使！」
金髪の者は明るく笑顔を浮かべて言うが、「でもな」と呟き、また違う笑みを浮かべる。
「お前だけのものじゃないんだぜ？ここにいる全員がAちゃんを狙ってるんだからな」
轟はその言葉を聞いて周りを見回し、一人一人の顔を見た。そして、金髪の者がいる方へ顔を向ける。
「そんなもん知らねぇ。Aは俺のだ」
「はっ！違いますぅー俺のものですぅー」
ピリッと2人の間に喧嘩寸前の空気が漂う。いつのまにか爆豪は先程よりかは落ち着いていた。
「おいおい、やめてくれよ。今度はお前らかよ…」
赤髪の者がそう言い、爆豪から手を離そうとした瞬間だった。轟が無言で今にも殺しそうな目で金髪の者を睨んだのだ。
それを見た金髪はおちょくろうとしていたのをすぐにやめ、「あ、ごめんなさい…」と反射的に情けない声を出し、怖え…と呟きながら縮こまった。さっきまでの勢いはどうしたのだか
「轟こっわ…ていうか独占欲なんて漢らしいな！」
赤髪の者も轟の気迫に思わずたじろぐが、よくわからないところでそれはすぐにはらわれた
「うるせぇクソ髪…大きい声で耳元で喋んな。あといい加減離せ！いつまで組んでんだよ！殺すぞ！」
「あ、おっと…悪りぃ爆豪」
「チッ…」
爆豪は赤髪を振り払い、今は轟に飛びかかろうとせず、じっと轟を見ていた
緑谷は怯える金髪を慰めていた。なんだか可哀想な奴である
「ね、ねぇとりあえず座らない？色々話もしたいしさ…」
緑谷は空気を変えようとなるべく明るさを振舞って言った
その言葉に他の者は賛同し、ぞろぞろとソファーやら椅子やら床やら、ソファーに寝かしたAを囲むように各々自由に座った。中には立ったままの者もいたが。
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ハムハム - 初読みです！感動しましさこれからも更新頑張ってください！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: c324355dea (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 初めて読んだけどすごく面白かったです！更新待ってます！！ (2019年9月18日 23時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！！ (2019年7月28日 20時) (レス) id: d25bce6588 (このIDを非表示/違反報告)
漓娜(プロフ) - ここは逆に上鳴に勝ってほしい (2019年6月13日 23時) (レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
轟轟 - 続き楽しみ 早く更新してね。ドキドキする 私も 夢主になりたいー (2019年5月9日 21時) (レス) id: e8d8b5ba4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あみ | 作成日時：2019年2月17日 14時
