自販機事件【北信介】

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「山田ちゃんであってるよな？おれ、宮侑。よろしゅう。」



「山田Aです。よろしくお願いします」



噂ではこわい人なのかなと思っていたけど案外いい人っぽい…？？？



「Aちゃん」


「は、はいっ！」


急に名前呼び…これはモテそうだなぁ…と呑気に考えていると思いもよらない質問が飛んできた



「北さんとどういう関係なん？」






「はい？」




「いやだから、北さんとどういう「あ、聞こえてます！」」



どういう関係…？あれ、私と北先輩ってどういう関係なの？慌てて考えてみたがどういう関係と言われても、なにも言えることがなかった。その事実に少しだけ胸が苦しめられるような感覚になった。



「あー…えっと……どういう関係…って言ったらいいのか……」



「昨日、北さんと話してたよな？北さんえらい楽しそうに笑っとったから気になってん。北さんのあんな顔初めて見たわ」



「そうなんですか？えーっと、なんて言ったらいいのか、北先輩と喋ったのは3日前くらいが初めてで……」



私は少し恥ずかしかったが宮くんに自販機であった出来事を話した。

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