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「すまん、待ったか?」
「あっ、いえ!!全然待ってないです!あの、これ差し入れです!!パウンドケーキ作ってみました」
「…!!ありがとう…」
…???なんか今日の北先輩いつもと違うな…。いつもなら普通にありがとさんって言って受け取ってくれるのに、今日は少し躊躇ってから受け取ったような…??
「帰ろか」
「…はい!そうですね…!!」
それから数分、2人とも無言のまま歩いていた。沈黙を破ったのは北先輩だった。
「なぁ、山田」
「なんですか?」
「あんな、えっと……その…、」
「???」
いつもはズバッとものを言う北先輩が珍しく言葉に詰まっている。なにか言い難い事なのだろうか…??
「北先輩?」
「あ…、えと、………」
「先輩、言い難いことなら無理に言わなくても良いですよ…???」
「でも…」
「あ!じゃあ整理できたら話してください!!明日でも明後日でも待ってるので!その間、違うお話しません?」
「…おん」
最近話してなかったので、勉強の調子はどうだとか、なにか楽しいことはあったかとかそんな会話を少しして、私はずっと気になっていたことを聞いた。
「北先輩、その、言いたくなかったらいいんですけど、悩みってなんだったんですか…?」
そう聞くと、北先輩は少し目を丸くしてどう話そうかと考えているようだった。
「…一応、解決はした……。」
「…!!!そうなんですか!!?良かった〜!!!」
私は最近ずっと張り詰めていた緊張が解けたような気がした。北先輩が悩んでいる姿がどうしても忘れられなくて、授業中や放課後によく考えていた。でもそれが解決したというのだから、嬉しい気持ちと同時に安心した。
「ふふっ、なんで山田がそないに安心しとるん?」
「…っ!!!!」
やばい、久しぶりの北先輩の笑顔は破壊力半端ない
「いや、あの、実はずっと気になってて…!北先輩が悩んだりするのってあんまり見たことなかったので珍しいなと。でも解決したなら良かったです!!」
「そないに心配してくれてたん?」
「えっ?!!えっと、…はい。ちょ…ちょっとだけ……?」
「ふはっ、どっちやねん。…なぁ山田」
「はい?」
「山田のこと、その…名字やなくて、名前で呼んでもええか?」
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かゆぅ(プロフ) - リオさん» そう言ってもらえてとても嬉しいです!!本当にモチベ上がります(´;ω;`)ありがとうございます!!! (2021年1月19日 16時) (レス) id: 7bf4457544 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 北さん推しなのでめちゃくちゃ楽しく読ませていただいてます!!!!めっちゃ可愛い北さんをありがとうございます。。。更新頑張ってください!! (2021年1月19日 0時) (レス) id: 13b0fdde50 (このIDを非表示/違反報告)
かゆぅ(プロフ) - 真柴白さん» コメントありがとうございます!!嬉しいです(´;ω;`)更新頑張りますのでよければこれからも読んでやってくださいm(_ _)m (2021年1月15日 11時) (レス) id: 7bf4457544 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 北さんが、初々しいですね~♪可愛い北さん大好きです!!更新待ってます!! (2021年1月15日 3時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かゆぅ | 作成日時:2021年1月4日 21時