猿夢３０ ページ37
「＿＿＿ス...カドルス！！！！！！」
「ひょあぁぁ！？」
僕の前に座ってたギグルスは少しイライラしながら僕の名前を大声で叫び机をバンッと叩く
ぼーっとしててギグルスの話全く聞いてないや
「カドルス、さっきの話聞いてた？」
「あ....いや..ごめん」
ギグルスはまったくもーと腰に手を当て軽く口を尖らせる。彼女の一つ一つの仕草がとても愛らしい、見てて幸せなのに最近はそんな気持ちよりも心のモヤモヤが離れられない
それでねっ、さっきの話なんだけど！と機嫌を戻し席に着き楽しそうに話す。勿論その声なんて聞こえない、左耳から言葉が流れてきてそのまま右耳に出しちゃう感じ
あれから数日たってギグルスとドントさんとの仲はもの凄いよくなった。僕だって赤英雄さんじゃなくてドントさんて呼ばせてもらうほどの仲になったけど...
問題はギグルスとドントさんだ。ギグルスはドントさんと話していくたび、隣にいるたび彼のいい所をどんどん見つけてどんどん惚れて行ってしまってるのだ
ギグルスとドントさんの距離が近づくたび僕との距離は離れていく
どうして僕の方を見てくれないんだろう...？
僕がうーんうーんと唸ってたらギグルスが話すのをやめた。そしてまたムッとした顔になり
「ねぇ、最近アンタ変よ？私の話聞いてないじゃない」
「....ごめん」
「な、何よ....」
「ううん、なんでもないよ」
「.....そう」
凄い気まずい。僕が雰囲気を壊してしまったんだ、本当はギグルスといるのがすごい楽しいのに、誰よりもギグルスに会えるのを楽しみにしていたのに。
女の子一人で帰らせるのはちょっと危ない、なんにせよここは普通の街とは違って死亡フラグがわんさかあるから。
ギグルスだけは死んでほしくない、僕が守らなくちゃ。
気持ちを伝えられない代わりに、守ってあげるんだ
帰り道やっぱり会話なんて一つもなかった、すれ違う双子とかラミーさんにどうしたの？など言われたが何も言えなかった。情けない...
「ただいまー...」
「あ、おかえりなさい〜」
「え」
誰もいないはずなのに返事が返ってくる...まさか泥棒...！？うわわわわわわっどうしようどうしよう僕一人じゃ何もできないよ！？
取り敢えず何か反抗できるもの....
「＿＿＿＿＿何してんですか」
「え、A！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クイーンオシュア - 黒幕の私が言うのもなんですけど、キャラの犠牲なくしては語れないよね、ハピツリ。 (2016年4月13日 4時) (携帯から) (
レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
つなかん(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» あれっそうだったんですか？！わざわざ情報ありがとうございます〜！！ (2015年9月17日 16時) (レス) id: 9360ca3496 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - あ、そういえばドント君にはクリプトナッツは効かないらしいですよ！ (2015年9月9日 7時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
つなの缶詰(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» 作者のつなかんです！（ちょっと作者の事情で垢かえました） コメントありがとうございます！ほかの作品も見ていただきとても嬉しい限りです！これからも頑張らせていただきます！ (2015年8月21日 10時) (レス) id: f56471eaf2 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - おもちろいでちゅ♪他の作品も見ました！面白いです！頑張ってください！！ (2015年8月11日 22時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未確認生物((元初夏))，つなかん x他2人 | 作者ホームページ：ないよん〜((
作成日時：2014年10月28日 22時
