猿夢２２ ページ23
「カブッカブッ...！」
「嫌...フリッピーぃ...」
あれから何分経ったんだ。何時間経ったんだ。綺麗だった床はみんなの血で赤く染まった吐き気と目眩に襲われる
今残ってるのは英雄さん二人、僕とギグルス、ポップさんにフレイキー
本当は順番的には英雄さん二人以外は死んでいるはずだ。それなのにまだ生きてる。二人が、二人が僕らをかばってくれたからだ。それでも犠牲者はでる
目尻に涙が溜まっていくのがわかる。涙を拭おうとしようと手を目元にやると
「っ、テメェ離せ！」
「それをどこから出したんだい！」
英雄二人の取り乱したような声が聞こえる。声のほうを見るとAに押し倒されている赤英雄さんと鎖で縛られている英雄さんの姿があった。Aの手には緑色に光るドングリのような宝石、クリプトナッツがあった
「ほらほらぁ、これを貴方達に縛り付ければ勝ち目はもうないですよねぇ？」
赤英雄さんの鼻先までクリプトを近づける。だんだん赤英雄さんの顔が真っ青になる
「やめっ...」
反抗しようとAの首元に手を伸ばす赤英雄さん。
「それだけで私に敵うと？」
伸ばした腕を掴み引き千切る
「ゔっ....」
「あなたの腕を食べるのは久しぶりですねぇ」
______食べる
寒気がした。まさか...と思うがそのまさかだった
ゴリッ
鈍い音がしたと思ったら千切れた赤英雄さんの腕を食べ始めたのだ
「ドントくんっ！」
見ていられなかったのか英雄さんが赤英雄さんの名前を呼ぶ。ギグルスの悲鳴が耳に響く。それを無視して美味しそうに食べるA
「さて、ではこのまま大人しくしてくださいね」
そういい、大量に血を出したせいかそれともクリプトのせいかぐったりした赤英雄さんを英雄さんと同じよう鎖で縛った
「さて....
パーティ再開です」
今度は僕らの番だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クイーンオシュア - 黒幕の私が言うのもなんですけど、キャラの犠牲なくしては語れないよね、ハピツリ。 (2016年4月13日 4時) (携帯から) (
レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
つなかん(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» あれっそうだったんですか？！わざわざ情報ありがとうございます〜！！ (2015年9月17日 16時) (レス) id: 9360ca3496 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - あ、そういえばドント君にはクリプトナッツは効かないらしいですよ！ (2015年9月9日 7時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
つなの缶詰(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» 作者のつなかんです！（ちょっと作者の事情で垢かえました） コメントありがとうございます！ほかの作品も見ていただきとても嬉しい限りです！これからも頑張らせていただきます！ (2015年8月21日 10時) (レス) id: f56471eaf2 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - おもちろいでちゅ♪他の作品も見ました！面白いです！頑張ってください！！ (2015年8月11日 22時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未確認生物((元初夏))，つなかん x他2人 | 作者ホームページ：ないよん〜((
作成日時：2014年10月28日 22時
