猿夢15 ページ16
「ふふふっ、やっぱ素直じゃないんだね。」
「あぁ、素直だったらもっとかわいいのにな。」
まるで、自分の子供かのように語る二人。
そこに、ギグルスが口を出す。
「なんでこの状況なのに、笑顔でいられるの.....。悲しくないの?酷いと思わないの!?」
この展開、前に一回あった気が......。
二度目の声を荒げるギグルスをランピーがなだめる。
「だいたいねぇ!私ずっと思ってたの!ランピーがいるから、私たちが酷い目にあうんじゃないの!?」
「なっ。なんでそうなんのさ!俺だって、みんなが死なないように頑張ってるんだよ!?俺が建てたフラグを回収するのがいけないんじゃん!」
「ちょっ、ランちゃん落ち着いて!」
「「ラッセルは黙って!」」
二人の喧嘩に腹を立てたのかフリッピーが軍服から手のひらサイズのナイフを出してランピーとギグルスの片目に刺す。
「あああああああああああああああ!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「フリッピーくん何してくれんの!」
よく見ると、フリッピーの目は綺麗な黄色になっていた。
「こうでもしなきゃおめーらはだまんねーだろーがよっ!」
「うっ.......。」
「ギグルス、ランピー、フリッピーに謝りな。あと、お互いもね」
トゥーシーが二人の背中をさすってなだめる。
それから、二人は謝って席に座る。
「あれ、もう終わりですか〜?つまんないの〜〜」
突如声がすると思ったら、ドアのところにヤンキー座りみたいな体勢で頬杖をついてケラケラ笑ってるAがいた。
「スニフ〜。いつ帰れるの?」
「ナッティ、今はそれどころじゃないんだ」
「え〜。早く帰ってお菓子食べたいよ〜」
「おや、お菓子が食べたいんですか?」
Aが思いついた。とでも言いそうな顔でナッティを見る
すると、ナッティは目を輝せ「くれるのっ!?」と息を荒げる。Aが鼻で笑うとナッティの耳元で何かを呟いた。
「え......」
笑顔だったナッティの顔が一気に暗くなる。
「あれぇ?いらないんですか?」
ナッティはどうしてもお菓子がほしいのか下唇を噛み立ち上がった。
「ラミーちゃんゴメンね。どうしてもお菓子がほしいんだ」
「なっ、貴様っ!」
「はいはーい、ピクルス君は一回黙ろうか」
Aはピクルスの上にのり身動きのできない状態になってしまった
「な、ナッティ..?」
「っ、ごめんねぇっ....」
ナッティは泣きながら床に刺さっていた斬馬刀でラミーさんの喉を刺す。
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クイーンオシュア - 黒幕の私が言うのもなんですけど、キャラの犠牲なくしては語れないよね、ハピツリ。 (2016年4月13日 4時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
つなかん(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» あれっそうだったんですか?!わざわざ情報ありがとうございます〜!! (2015年9月17日 16時) (レス) id: 9360ca3496 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - あ、そういえばドント君にはクリプトナッツは効かないらしいですよ! (2015年9月9日 7時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
つなの缶詰(プロフ) - 春宮紅日(*´`*)さん» 作者のつなかんです!(ちょっと作者の事情で垢かえました) コメントありがとうございます!ほかの作品も見ていただきとても嬉しい限りです!これからも頑張らせていただきます! (2015年8月21日 10時) (レス) id: f56471eaf2 (このIDを非表示/違反報告)
春宮紅日(*´`*) - おもちろいでちゅ♪他の作品も見ました!面白いです!頑張ってください!! (2015年8月11日 22時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未確認生物((元初夏)),つなかん x他2人 | 作者ホームページ:ないよん〜((
作成日時:2014年10月28日 22時