Snow Short Story (ページ13)

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夜中も気になって、あんまり眠れなくて。

結局、ほとんど一晩中、阿部ちゃんの寝顔を眺めていた。

朝になって、普段起きるくらいの時間になったから、

軽く揺すって、声をかける。

まだ起きてくれなかったら、どうしようって心配してたけど。

佐久間「阿部ちゃん、朝だよー？」

阿部「ん？佐久間？朝？」

佐久間「あ、起きた！！」

やっと目を開けてくれて、一安心。

阿部「あれ？俺、なんでベッドに……」

お仕事終わったところだったのに、

急に朝になったら、そりゃ大混乱だよね。

昨日の夜からの事情を説明しているうちに、

ふっかが様子を見にきてくれた。

深澤「阿部ちゃん、起きた？

　今日はゆっくりしてなね」

阿部「うん、ごめんね」

阿部ちゃんに優しく声をかけて、

それだけかと思ったら、俺も見つめられる。

深澤「佐久間も。あんま寝てないんだろ？」

佐久間「ありゃ、バレた？」

こっちは気にすんな、ってカッコよく出ていく。

とりあえず、俺も安心して眠くなってきたし、

阿部ちゃんと一緒に寝まーす！