episode 9 ページ9
ソクジンさん、痩せてるのにこんなに食べてて…どうなってるんだろ…
でも、なんでも聞いていいよ、なんて優しそうな人だな。
『あっ、そうだ…』
わたしはさっそく気になっていたことを聞いてみることにした。
『さっきから言ってる、その、army？って…なんですか？？』
armyってたしか、軍隊って意味だよね？
韓国には、軍隊がたくさんいるのかな。
私が聞くと、
「「「「えっ！？」」」」
車の中で、全員が私をみて、驚く。
『え？』
そんなに驚かれるほど、変な質問だったのかな、と思い後悔しながらさっきの質問が恥ずかしく感じ顔が赤くなっていくのがかわかる…。
「armyって、わからないの！？」
『はっはい、軍隊…ですか？』
「えっちょっと…ほんとに！？」
さっきまで、車の後ろの方で、遊んでいた2人組の1人が、目を丸くして私を見る。
「Aちゃんって、韓国でアイドルになるんだよね？」
いきなり名前を呼ばれ、困惑しながら答える。
『はい…。多分、』
「じゃあ、韓国のアイドルも知ってるよね？」
正直、韓国なんて先月までなんの縁もなくて、何も知らなかった…。
だから、韓国語を勉強しただけで、韓国の文化やアイドルなんて調べてくる余裕はなかった。
『……。』
「じゃあ、防弾少年団って…聞いたことある？」
なに？防弾少年団？？
どんな名前なんだそれ
聞いたこともない不思議な名前に首をかしげながら
『…ないです。』
と、答える。
すると、車の中がざわつきはじめた。
グクさんは、ほかの男の人と、困惑した様子でこそこそ話している。
ソクジンさんは、お菓子を食べていた手を止め、目を見開いてびっくりしている。
さっき、アイドルについて聞いてきた男の人は、私のに向かって、
「えっ！ほんとに！！防弾少年団！知らないの！？なんで！？」
と、連呼して聞いてくる。
……私にはまだ知らないことが多すぎっ。
韓国のことも、その防弾少年団？のことも知らない。
車内がざわつく中、助手席からおじさんが
「着いたぞ、ここが俺たち、そしてこれから君の所属する事務所だ。」
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チムチム - 確かに全員の方がいいですね！ (2020年1月6日 5時) (
レス) id: 89e6b2b329 (このIDを非表示/違反報告)
エミ - まだ読み始めたばかりですが、楽しいです♪バンタンちゃんの葛藤が(笑)これからどうメンバーと絡んでいくのか楽しみです。 (2016年12月30日 12時) (レス) id: 08ba44c20e (このIDを非表示/違反報告)
河原美羽奈(プロフ) - あれ、防弾少年団って実在グループですよね？ここでは実在するグループについての小説にはオリジナルフラグを立てるルールがあるんですよ。 (2016年10月30日 17時) (レス) id: 920cf82457 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - すっごく面白い！更新楽しみに待ってます！(*^^*) (2016年10月29日 9時) (レス) id: 1dc0df7b8c (このIDを非表示/違反報告)
イギョン - 初めまして！イギョンです！このお話くごく面白くて続きがとても気になります！全員のエンディングも見たいですが、1つに絞ると私はグクがいいです！更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2016年10月28日 21時) (レス) id: 6be21cef48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかの
| 作成日時：2016年10月23日 23時
