防弾少年団は狼でした。

episode 25 ページ26

【 Aside 】



リビングには、もうみんな集まっていて




「もー、Aちゃん遅いよー」



テテさんが、お腹を空かせて待っていた



『す、すみませんー！』




机には、たくさんのおかずが置いてあった。




まさに韓国料理ってかんじだ…。




『美味しそう…！』





「まあ、座りなよ」



ジミンさんが、自分の席のみぎのイスをポンポンッとたたいている。



大人しく、わたしはそこに座る。




「「「「いただきます！」」」」




『いっいただきます！！』




みんなやっぱり男の人だなぁ…。




食べる量が多い…




みんなの迫力に圧倒され、眺めていると





隣のナムさんが、




「ぼーっとしてると、無くなるぞ」



と言いながら私の分の食事を盛ってくれている




『あっありがとうございます！』



ナムさんは、このくらいでいいかな？と確認しながら盛ってくれていて



ナムさんは、大人の男の人だなぁ…。



と、すこし感動する。





お皿に盛られた、おかずは




キムチで味付けされた、韓国料理や




チヂミ、サラダ、スープなど




栄養バランスも、しっかり考えられていて




『美味しい！！！』




ほんとに美味しすぎると、声に出るんだ…




でも、ほんとに美味しい。



そんな私を見てナムさんが楽しそうに




「美味しいでしょ？全部ジンが作ってるんだよ」




『えっ！ジンさん、凄いですね…美味しくて！栄養バランスもよくて！
私も教えてほしいくらいです！！』





ジンさんは、褒められたことに少し照れながらも




「そ、そう？ありがとう」



とお兄ちゃんのような笑顔で笑って




「俺も、Aちゃんが手伝ってくれたら、嬉しいよ。いつでも教えてあげるからね、」




『はい！』





それから、ジンさんの作ってくれた食事は、





あっという間になくなった。





すごい量あったのに…一瞬で終わった…





男の人ってやっぱりたくさん食べるんだ。




食事が終わって、片付けのお手伝いをしようとするとジンさんが




「今日は、もう疲れてるでしょ？
俺たちでやるからAちゃんはお風呂入ってきていいよ。」




と、私の頭をポンポンなでた。




『もう、子供じゃないですよ？やめてくださいー』




「はいはい」




「お風呂まで案内するから、ついてきて。」





私はジンさんの後をついていった。

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