私でいいのか！ (ページ38)

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『チャンミン氏ー朝ですよー起きなさいー』
CM『んー…もうちょっと…』
『ダメよ！仕事遅れるよ！』
CM『嫌だ…行きたくない…Aと寝る…』

チャンミンと同棲を始めて1ヶ月がたった。
チャンミンは日本語だと敬語なのに、韓国語だと何故かタメ口。
寝起きはとくに可愛い！！んだけど…

「いいから起きて！！」
CM「わかりましたよぉ…起きます起きます…」

まだボーっとしているチャンミンに朝ごはんを食べさせてお見送り。

CM『いってきます。愛してる』

私にいってきますのキスをして家を出た。
いってきますのキスと愛してるの言葉。
朝のルーティーン。
私はというと。
韓国に来て1ヶ月、無職だ。
働きたいと言った私に

CM「馬鹿な事言わないでください！働かなくていい！」

と、チャンミンがガチでキレた。
あまりにも怖くてそれ以来1度も働きたいとは言っていない。

「さて、洗濯して掃除して買い物行くか！」

買い物をして帰ってきた時、マンションの前にまた数人の女の子たちがいた。
チャンミン、今日は番組収録でいないのにな。
彼女たちの横を通った時、声をかけられた。
ビックリして振り向くと1人の女の子の手にハサミ。
ヤバい…と思った時には遅かった。
私の髪の毛がバッサリと地面に落ちる。

「嘘…」

怖い…
逃げるように家へと走った。

「チャンミン…出てよ…怖い…」

何度も何度もチャンミンに電話をした。
でも出ない。
当たり前だ。今、収録中。
それでも私は怖くてずっと電話をかけ続けた。