私でいいのか！ (ページ31)

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CM「ただいま」
「あ、チャンミン！おかえりー」

キッチンからひょっこり顔を出す。

「ご飯もうすぐ出来るよ！着替えてきて」
CM「作ってくれたんですか？」
「うん！」

帰ってきたらご飯を作って待ってくれている。
こんな幸せな事ってない。
やっぱりAの作るご飯はどれも美味しくて、幸せな気持ちでいっぱいになった。

「韓国料理も勉強しなきゃね」
CM「無理しないでくださいね」
「無理なんかしてないよ！チャンミンの好きな物作りたいし。もっと料理勉強します！」
CM「充分美味しいですよ！」

好きな人が作ってくれたご飯を向かい合って、今日何してたとか、たわいもない話をしながら食べるのがこんなに幸せなんだと初めて知った。
今まで付き合ってきた人…ごめんなさい。
この幸せな時間はあと4日。
短い。幸せだと感じれば感じるほど…

「チャンミン？どうしたの？」
CM「幸せだなって思って。ずっといて欲しいです」

困るってわかっているのに口に出してしまった。
僕だってずっと韓国にいるわけじゃない。
日本にだって行くし、他の国にだって。

「韓国に来いって事？」
CM「はい。でも、無理なのはわかってます。大丈夫です。ごめんなさい」
「私、無理なんて言ってないよ？」
CM「え？」
「ただ、私はチャンミンの迷惑になる事だけは嫌なのね。あ、もう充分迷惑かけてるんだけど。
私がいる事でいろんな問題が起きて、仕事に影響したりするのは嫌」

Aがそこまで考えてくれていた事に驚いた。

CM「迷惑になる事なんてない。
実はもう事務所にはAの事報告してます」
「そうなの？」
CM「はい。将来的な事も含めて…すみません、勝手に…だから、もう少したぶん先になると思うけど、正式に発表する事になります」
「付き合ってる事を？」
CM「そうです」
「大丈夫なの？いろいろと…」
CM「大丈夫ですよ！隠す方が良くないです。
付き合ってるんだから堂々としたい」
「そっか。チャンミンが言うなら大丈夫だよね！」

それから2人で色々と話し合った。
韓国に住むなら今のこの家に。
僕が日本へ行く時は一緒に行く事。
日本にいる時はユノヒョンと借りてる家に住む事になるのがちょっとアレだけど、仕方ない。