私でいいのか！ (ページ24)

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あー怖い…どうしよう…
まだ電話を切って5分ぐらいしかたっていないけど、すでに怖い。
カップを持つ手がブルブル。
外を見るとまだあの2人組はいた。

「いつまでいるんだよ…日本人なんて珍しくないでしょうが！」

本当嫌だ。あいつらのせいで1時間後に私は鬼みたいなチャンミンに怒られるんだ…

一応、前もって謝りのLINEを入れておこう。
10分たっても30分たっても既読にはならなくて、こんなんじゃ許してもらえないんだと余計に怖くなった。

チャンミンとの電話を切ってから1時間をちょっと過ぎた頃。
カフェの扉が勢いよく開いて、サングラスをつけた背の高い男の人が空港の時よりも地面割れんじゃね？ってぐらいドスドス歩きながら私の席までやってきて、買い物をした荷物と鞄、私の腕を掴んで歩きだした。
怖ッ！

「チャンミン…」
CM「黙って」

ヤバい…すんごい怒ってる…

店の外にいる2人組をそれはそれは怖い顔で睨みつけると、彼らの後ろに停めてあった車に私を押し込んで、また無言で車を走らせた。

「チャンミン…」
CM「全然大丈夫じゃないじゃないですか！！」

ヒィー！お父さんより怖いよ…

CM「どうしてユノヒョンに電話しなかった！？もしもの時はかけろって言いました！！」
「大丈夫だと思って…すぐにいなくなると思ったから…」
CM「もう本当に外出禁止にしたいぐらいです…」

チャンミンの目は本気だった。
忙しいチャンミンに迷惑をかけて私、馬鹿すぎる。

「迷惑かけてごめんなさい…」

馬鹿すぎて泣けてきた。

CM「僕は迷惑だなんて思ってません。そんな事で怒ってるんじゃない。
心配だったんです。ここは日本じゃない。
Aにもしもの事があったら僕は生きていけない…
それぐらいAが大事なんです」

怒鳴ってごめんなさい…といつものチャンミンの顔に戻って、泣いている私の目元を拭ってくれた。