年下奥さんと遥輝さん

敗退。 ページ27

羽優「ｶﾝｯｶﾝｯ」




ただいま、甲子園の総集編みたいなの見てます




遥輝さんも試合なので、はゆを膝に座らせ




メガホン叩きながら見てます。




羽優「パパ、あけちゃった 」




あ、じゃなくてま、やね




遥輝さんの母校負けたなー、それ知ったのは




世間よりも大分遅い今日。甲子園は見てなかったな




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




羽優「はぁーい！」



お、誰？だ笑




羽優「おにぃたん、」




智弁和歌山のエースの子だった




1「ご無沙汰してます。お子さん生まれたんですか？」




「うん、羽優挨拶は？」




羽優「にちは、」



遥輝さんよりも、野球って感じの人が来て



照れてるのか、怖いのか後ろに隠れている



1「こんにちは、お兄ちゃんなパパの後輩やねん」



目線を合わせながら喋ってくれている



羽優「ぉーはい？」



1「そやで、甲子園終わってん、やから、これ」




と言って、渡されたのは甲子園の砂



「え、いいの？」



1「はい！遥輝さんとか岡田さんとか今のプロで」



1「輝く先輩達がいるからの智弁和歌山野球部」



1「なんで、関わりないですけど…」



「ありがとね、」



羽優「ふうちぇんは… 」



「家にいっぱいあんでー笑、おにぃたんに」



「ありがとうは？」



羽優「ありやとう」



「ごめんね、ほんとにありがとうね」



1「よし、じゃあな、羽優！」



羽優「バイバイ 」



ﾊﾞﾀﾝ




羽優「おにぃたん、かっこイィな」




「はゆくんも野球する？」



羽優「んーんちないよ」




「なんで？」



羽優「パパのやちゅう見たいねん」




「ｸｽｸｽ、そっか、よし！お買い物いこ」




羽優「うん！いちゅ」




子供なりに考えてくれてるんやな




(羽優「は、ねぇぱぱがしちょるおててに付けとるやちゅ買う」)
(「え？グローブ買うの？笑」)

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